原爆落下中心地地区・祈りのゾーン / 原爆落下中心碑と浦上天主堂遺壁

2009年 長崎県 公園 戦跡・軍事施設
[WGS84] 32.77351, 129.863135 - Google Earthで開く(kml)

道路と川を渡って、平和公園に足を踏み入れる。

平和公園は5つのゾーンにわかれていて、長崎原爆資料館も含まれている。私たちは3→2→1の順で歩いている。線路の向こうにある4と5は見なかった。あんまり平和に関係ないからね。

  1. 平和祈念像地区・願いのゾーン
  2. 原爆落下中心地地区・祈りのゾーン
  3. 長崎原爆資料館地区・学びのゾーン
  4. スポーツのゾーン
  5. 広場のゾーン

平和公園
※原爆落下中心地地区・祈りのゾーン:右側に浦上天主堂の遺壁が見える

原爆落下中心碑

園内のすみに黒い石柱が立っている。近づくと、足元に同心円が描かれていることに気づく。
あの石碑の上空約500メートルで、人類史上2番目の原子爆弾が炸裂した
当時、この松山町には約300世帯、1,860人余が生活していたが、偶然、防空壕にいた9歳の少女をのぞき、全員が即死した。私はいま、そういう場所に立っている。

平和公園
※原爆落下中心碑

平和公園
※この上空約500メートルで原爆が炸裂した

浦上天主堂遺壁

原爆落下中心碑の近くにレンガ造りの壁があった。
原爆で倒壊した浦上天主堂の壁の一部を移設したものだ。原爆資料館で学んだあとなので、その意味がわかる。先にこちらを訪れなくて正解だった。
壁の上部にあるザベリオと使徒の石像が、なにか意味のあるもののように見えた。

浦上天主堂遺壁
※浦上天主堂遺壁

浦上天主堂遺壁
※ザベリオと使徒の石像

園内にはたくさんの石碑があった。1つ1つの造形より、その多さが人々の思いの強さを物語っている。これは17日に訪れる広島でも感じることだった。
「下の川」に沿って歩いて、平和祈念像がある「願いのゾーン」へ移動した。

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