原爆落下中心地地区・祈りのゾーン / 原爆落下中心碑と浦上天主堂遺壁
2009年 長崎県 公園 戦跡・軍事施設道路と川を渡って、平和公園に足を踏み入れる。
平和公園は5つのゾーンにわかれていて、長崎原爆資料館も含まれている。私たちは3→2→1の順で歩いている。線路の向こうにある4と5は見なかった。あんまり平和に関係ないからね。
- 平和祈念像地区・願いのゾーン
- 原爆落下中心地地区・祈りのゾーン
- 長崎原爆資料館地区・学びのゾーン
- スポーツのゾーン
- 広場のゾーン
※原爆落下中心地地区・祈りのゾーン:右側に浦上天主堂の遺壁が見える
原爆落下中心碑
園内のすみに黒い石柱が立っている。近づくと、足元に同心円が描かれていることに気づく。
あの石碑の上空約500メートルで、人類史上2番目の原子爆弾が炸裂した。
当時、この松山町には約300世帯、1,860人余が生活していたが、偶然、防空壕にいた9歳の少女をのぞき、全員が即死した。私はいま、そういう場所に立っている。
※原爆落下中心碑
※この上空約500メートルで原爆が炸裂した
浦上天主堂遺壁
原爆落下中心碑の近くにレンガ造りの壁があった。
原爆で倒壊した浦上天主堂の壁の一部を移設したものだ。原爆資料館で学んだあとなので、その意味がわかる。先にこちらを訪れなくて正解だった。
壁の上部にあるザベリオと使徒の石像が、なにか意味のあるもののように見えた。
※浦上天主堂遺壁
※ザベリオと使徒の石像
園内にはたくさんの石碑があった。1つ1つの造形より、その多さが人々の思いの強さを物語っている。これは17日に訪れる広島でも感じることだった。
「下の川」に沿って歩いて、平和祈念像がある「願いのゾーン」へ移動した。