出島資料館 / これはこれでアリかも
2009年 長崎県 博物館明日の予定だった出島資料館を、今日のうちに見学しておくことにした。
旧香港上海銀行長崎支店記念館を出たのが16時過ぎ。飯を食うには早く、ホテルに戻っても風呂には入れない(お湯の出る時間が決まっている)。クタクタだったけど、腹が減るまでぼーっとしてるのもつらい。それに今、出島資料館に立ち寄っておけば、明日の船便を1つ早めることができる。
というわけで、「長崎サンキュウパスポート(2,000円)」の3枚目は出島史料館で使うことにした。
出てない出島
教科書で学んだ出島は、海に突き出た扇型の島だった。しかし現代、出島のあった場所は埋め立てられ、陸地の中にある。電車を降りて、横断歩道の向こうが出島だとわかったときは、軽いショックを受けた。
昨今、出島のブランドが見直されて、このあたりは観光名所として再開発中らしい。ゆくゆくは周囲を掘り返して水を流し、出島らしくするらしい。つまりまだ開発途中なんだけど、一般公開されているわけだ。
※陸上の出島
いろいろ工夫されている
生前、親父も出島資料館を訪れている。ばりばりの観光客向けの施設だが、まぁ、これはこれで悪くない。いろんな工夫が凝らされており、リアルさよりおもしろさが追求されている。
※ホログラムアニメーションで説明する
※新築の古い建物
※入り組んでいる
※乙女部屋:日本側の管理拠点
※料理部屋:もちろん西洋料理を作っていた
※足元に歴史が埋もれている
シーン再現
ところどころにモニタがあって、ちょっとした3Dムービーが流されている。どれも他愛のない日常ばかりで、おもしろくない。ふと、そのムービーに描かれているのは自分が立っている場所だと気づく。このムービーはエピソードを再現したモノではなく、この部屋で起こったであろう出来事をイメージ再現していたわけだ。
※この部屋で乾杯した
※この部屋で晩餐会が開かれた
※この部屋でオルゴール付き時計を改めた
※なにもない空間がある
中央から左は開発中
出島の右側は復元建物がひしめくが、中央から左側は建物が少なく、また年代にも開きがある。やや違和感を覚えるが、リアルさを追求すべきじゃないので無視しよう。新旧の石倉、旧長崎内外クラブ、旧出島神学校と見てまわった。
※旧長崎内外クラブ
※マストはなかっただろうな
※名札入れ
※どこから運んできたのだろう
※出島の模型がある
※第9回企画展「海を越えてきた西洋陶器の華
■出島資料館
[所在地] 長崎県長崎市出島町8-21
[連絡先] 095-821-5117
[開館時間] 9:00~17:00(入館16:40迄)
[入館料] 100円
[休館日] 月曜日、年末年始
もうすぐ18時。ほどよく腹も減ってきたので、新地中華街へ歩いて移動。王鶴でちゃんぽんを食べよう。