DHC-8-200 / はじめてのプロペラ機
2009年 長崎県 交通:飛行機福江島から長崎への帰り道は、飛行機を使うことにした。
時間やお金より、離島から飛行機で帰ることを経験したかったからだ。しかも福江空港と長崎空港を結ぶORC(オリエンタルエアブリッジ)はプロペラ機(ターボプロップ機)である。プロペラ機に乗ってみたいという気持ちも少なからずあった。
福江空港での待ち時間
ORC長崎行き312便の出発は、11時。なのに福江空港に着いたのは10時ちょうど。まだ1時間もある。ぎりぎりまで福江を観光したかったが、レンタカー返却後に寄り道すると空港まで送ってもらえないので、やむなし。ロビーのベンチに座ると、がくっと嫁が寝てしまった。まだ午前中なのに。そしてまだ旅行5日目なのに。旅はあと10日もつづくのだ。
※福江空港
※鬼岳の展望台:3時間前、あそこから見ていた
福江空港は、今まで訪れた中でもっとも小さい空港だった。ぶらぶら見学したり、五島うどんを買って時間をつぶす。ほどなく搭乗手続きがはじまる。パソコンや三脚、ペットボトルは入念にチェックされた。
はじめてのプロペラ機
これから搭乗するボンバルディアDHC-8-200 (DASH 8)は、じつはトラブルが多い機体である。故障で空港に引き返したり、前輪が出ず胴体着陸したり……。まぁ、そのへんを気にして旅はできない。自分が乗る便で、極端にドラマチックなことが起こらないよう祈るばかりだ。
※312便に搭乗する
※大きなプロペラ
プロペラがまわりだす。扇風機のモーターに耳を押し当てたような音……というか振動がする。発進時のGは強烈で、ぐーっと座席に身体が沈む。ジェット機よりパワーがあるような気がする。
福江島空港から長崎空港まで約30分。料金は1人11,300円。
※座席9Eからの眺め:さらば福江島!
福江島を飛び立つとき、眼下にたくさんの田んぼや段々畑が見えた。レンタカーで走っているときは気づかなかった。福江島は農業も盛んだった。いろいろ見たつもりで、ぜんぜん見てなかった。
※雲海を抜けて
※機内の様子
※大村湾を越えて、長崎空港へ
3日ぶりの長崎空港
30分後、長崎空港に到着。あっという間だ。私は興奮していたが、嫁はぐっすり寝ていた。嫁もプロペラ機ははじめてなのに、淡白だなぁ。エプロンを歩いてターミナルへ。雨の日はバスが出てくれるのかな。
※エプロンを歩いてターミナルへ
さて、ふたたび九州、長崎空港である。腹ごしらえにちゃんぽん饅頭を食べようと思っていたが、予定より1つ前のバスが来ていたので、飛び乗った。このバスで長崎第3位の都市・諫早へ行く。そこから島原鉄道に乗り換え、今日は島原に泊まるつもりだ。