白土湖(しらちこ) / 日本一小さい陥没湖
2009年 長崎県 湖島原中心街を離れ、白土湖(しらちこ)にやってきた。
事前に調べたわけじゃなく、地図のすみの記載が気になったのだ。白土湖は大きな池みたいなところで、とくに目を引くものはなかったが、商店街を離れ、島原の町並みを見られたのはよかった。
白土湖(しらちこ) / 日本一小さい陥没湖
湖と言ってもそんなに広くない。しかし池と言うほど小さくない。広さは約1万平方メートル。微妙なサイズ。噴水があって、数種類の鳥がいる。鯉も泳いでる。なんの変哲もないが、静かで、いいところだった。
200年前の「島原大変肥後迷惑」のとき、民家の井戸から大量の水が湧き出し、あたり一帯を湖に変えた。これが白土湖。水が流れるところがないため、川を掘って有明海に流した。これが音無川(おとなしがわ)。湧水量は1日約4万トン(500リットル/秒)、水温は16度を保っている。
そうした情報をふまえると、とても清廉な印象になる。近くにあった白土湖洗い場は近隣住民によって維持されているそうだ。
※白土湖(しらちこ)
※白土湖と雲仙普賢岳
※ひときわ大きな白い鳥 サギ? カモ?
※共用の野菜洗い場
※島原カトリック教会(島原殉教者記念聖堂)
※音無川(おとなしがわ):勾配がゆるやかで、水の流れる音がしないことから名付けられた
※古い町並み:新しい家屋も混じっている。特別に保護しているわけではないのかな。
白土湖も音無川も、大量の水が湧き出しているのに静かだった。「なんの変哲もない」などと形容したのは浅はかだった。