勝沼堰堤 / 人工物とは思えない景観
2009年 山梨県 治水・利水大日影トンネルを抜けると、アップダウンが連続するようになった。
下り坂では「下りはつらい」といい、上り坂では「上りはつらい」という始末。ほんと、山道というような坂じゃないに疲れてしまう。最近は市街地のウォーキングばかりだったからなぁ。
ぶつぶつ言ってると、勝沼堰堤が出てきた。
※バスが廃線になって、停留所が余ったのかな?
勝沼堰堤(かつぬまえんてい)
写真を見ても、どこが勝沼堰堤なのかわからない。ただの滝ではないか?
近寄ってみると、滝そのものが人工物によって形成されているとわかる。
※あれが勝沼堰堤
勝沼堰堤が完成したのは、1917年(大正6年)。日川の蛇行点を全長38.5mの堰堤で閉鎖して、その脇の岩盤を切削することによって岩盤自体を堰堤としている。……まぁ、詳しいことはわからないが、これが人口の滝だとわかると感動する。美しく、迫力ある光景だが、観光名所として堰堤を築造したわけではあるまい。自然の驚異(水害)に対抗する堰堤が、これほど自然と融合しているのは、当時の技術者のセンスがなせるワザなんだろうか。
足が痛くなっていたけど、間近で見たくなるスポットだった。
※近くまで降りてみた
※どうやって造ったんだろう
※トンボ
柏尾坂合戦場址
勝沼堰堤から折り返して、大善寺に向かう。大日影トンネルから降りてきた分岐に、近藤勇の石像が立っている。ややデフォルメされたフォルムがいいね。
幕末、この柏尾橋の袂で「柏尾坂合戦」が繰り広げられた。勝海舟の策略や、近藤勇の無念と言ったエピソードもあるが、割愛する。そういえば、板橋駅でも近藤勇の石像を見たっけ。
※近藤勇之像
勝沼堰堤から折り返して、国道20号に沿って歩くと、大善寺が見てきた。