原茂ワイン Cafe Casa Da Noma / 場所に価値あり
2009年 山梨県 味覚狩り 洋食ずっと保留していた昼飯を、原茂ワインのカーサ・ダ・ノーマ(Cafe Casa Da Noma)で食べた。
たくさんあるワイナリーの中にはこうしてレストランを併設しているところもある。「ワイナリー=料理がうまい」という公式もないが、ここはネットでも評判の店。せっかく勝沼まで来たのだから、そのへんの定食屋ではなく、勝沼らしい食事をしたいじゃないか。
※ぶどう棚をくぐって原茂ワインへ
※長粒種のぶどう
ほっと一息
ぶどう園の2階がレストランになっている。階段を上ると、屋根裏のような空間が広がる。明治17年築で、昔はここで養蚕をしていたらしい。木の風合いが落ち着く。屋根裏の養蚕と言えば、白川郷の合掌造りを思い出す。同じ目的でも、だいぶちがう。
※レストランは2階
席に座ってメニューを見ていると、テラス席が空いたので移動させてもらう。テラス席からは、ぶどう棚を上から見下ろすことができた。冷たい水をぐびり、やや強めの風に身をゆだねる。おぉ、いい気持ち。ウォーキングの疲れが癒されていくようだ。
※ようやく食事
料理はかなり上品だった。つまりヘルシーで、量が少ない。腹ぺこだったので、いささか物足りなかったが、まぁ、ここでたっぷり食べたら動けなくなるので、このくらいがちょうどいいのか。
食べ終わっても、しばらく席を立てなかった。
(あぁ、ここで読書、あるいは昼寝をしたい……)
が、まだウォーキングの途中である。お尻が張っていた根を引っこ抜いて、店を後にする。
※食後、テラスを振り返る
そしてゴール
ゴールの勝沼ぶどう郷駅は丘の上にあり、泉勝院からの長い坂道はしんどかった。ゆっくり見てまわったのに、時間が足りない。気の向くまま旅行していたら、いくら時間があっても足りないな。反省はともかく、足がガクガクだよ。
※あの丘の上がゴールだ
※ふたたび勝沼ぶどう郷駅
駅の自販機でドリンクを買って、一気に飲み干す。疲れた。もう歩けない。ここで休みたい。
しかしウォーキングは終わっても、まだ旅は終わらない。私たちは重い体を電車に乗せて、中央本線で甲府駅に向かった。今日は甲府で一泊するのだ。