木材・合板博物館、北三ショールーム、世界の優良銘木展示場、貯木場 / 新木場散歩
2010年 東京都:東部 博物館 建物:ショールーム京葉線上りで新木場駅へ向かうと、窓から「世界の優良銘木展示場」という建物が見える。
iPhoneで検索して、無料の施設であることがわかる。いつもは有楽町線で乗り換えるだけの新木場駅だが、今日は駅を出て、立ち寄って見ることにしよう。ところが地図を読み違えて、「木材・合板博物館」に来てしまった。ここが意外とおもしろかった。
※木材・合板博物館は、新木場タワー3Fと4Fにある
※1Fにあるマーメード号:堀江謙一が日本人初太平洋単独横断に使用した小型ヨットのレプリカ
木材・合板博物館
「合板」とは、薄く切った単板を互い違いに重ねて熱圧接着した木質ボードのこと。「ベニヤ板」は単板のことで、「合板」とは強度がまるでちがう。ふだんは気にすることのない合板だが、きちんと学ぶと楽しい。
3階では合板の多種多様さに驚き、4階のシアタールームでは合板技術が森林保護に役立っていることを知った。
※さまざまな木材、合板
※「小さな狂気」という名の木像。かなり怖い。
※木工教室もおもしろそうだ
※長谷木記念幹:あいにく見学できない
係の人と話すことができて、新木場界わいのことも教えてもらった。
そう、ここは新木場──貯木場があったところ。だから木材の会社が多いのだ。
北三株式会社 ショールーム
新木場駅に帰る途中、北三株式会社のショールームに立ち寄った。無料で見学できると書いてあったので入館したが、一般向けではなく、業者向けのショールームだった。わざわざ照明を付けてもらって申し訳ないが、さまざまな色や柄の木材を一覧できるのは楽しかった。欲しい木材のイメージがあるときは、ここを訪れるといいだろう。
※北三ショールーム
世界の優良銘木展示場
さらに歩いて、世界の優良銘木展示場に入館する。ここも業者向けの施設で、私たちのほかに客はいなかった。静まりかえった館内を見学する。茶室、和室、丸太、銘木、あるいはその加工品が陳列されていた。
※世界の優良銘木展示場
※木材がずらり
※けっこう広い
その後、貯木場を見てから駅にもどる。貯木場に、もう木材は浮かんでいないが、かつての光景を想像してみた。土地には歴史があるものだ。
※東京木材問屋協同組合の木材会館
※貯木場
新木場駅でこれほど楽しめるとは思わなかった。