3.11 ユニセフ東日本大震災報告写真展 東京展 / あらためてショックを受ける

2011年 東京都:都心部 カメラ 美術館
[WGS84] 35.675844, 139.763695 - Google Earthで開く(kml)

日曜日は東日本大震災の写真展を見てきた。

有楽町・国際フォーラムで『3.11 ユニセフ東日本大震災報告写真展 東京展』が開催されている。11日は最終日だった。声をかけたところ、友人Aが参加した。
東日本大震災の映像・写真はたくさん見ているが、写真展の大きなパネルで見るとだいぶ印象が変わる。震災の凄絶さに、今さらながら戦慄した。

国際フォーラム・ロビーギャラリー
※国際フォーラム・ロビーギャラリー

3.11 ユニセフ東日本大震災報告写真展 東京展
日本のカメラマンが総力で撮影した、子どもたちの「3月11日」

副題が示すように、テーマは被災した子どもたち。ユニセフ主催なのでユニセフの活躍も目立つ。そこに"あざとさ"を感じなくもないが、写真が放つ事実の重みは揺るがない。
あらためて言うことでもないが、本当にすごい震災だった。こんな災害が自分の国で、たった半年前に起こったことが信じられない。
いや、いま現在も進行中だ。まったく! 私たちはなにをやってるんだ?

3.11 ユニセフ東日本大震災報告写真展
※写真を見る人たち

INFORMATION
※INFORMATIONと国際フォーラムの天井

■3.11 ユニセフ東日本大震災報告写真展 東京展
[期間] 2011年9月5日(月)~11日(日)
[入場] 無料
[場所] 東京国際フォーラム・ロビーギャラリー
[URL] https://www.unicef.or.jp/osirase/back2011/1108_06.htm

3.11 ユニセフ東日本大震災報告写真展 東京展
※3.11 ユニセフ東日本大震災報告写真展 東京展

3人の感想を書き残しておく。
私の印象に残ったのは、「返事をしない人を探す自衛隊員」の写真。つまり遺体捜索だ。生きている人を探すのに比べ、どれほど困難で、どれほど虚しい作業だろう。
嫁の印象に残ったのは、「不詳と記された墓標」の写真。今も4千人以上の行方不明者がいる一方で、どこの誰か不明なまま埋葬された遺体もある。どうにもならない現実だった。
A氏の印象に残ったのは、「行方不明の母親へ手紙を書きながら寝てしまった子ども」の写真。A氏はこういうのに弱いそうだ。
同じ写真でも受け取り方は人それぞれ。自分が見て、感じているものが、すべてじゃないね。