くろひつじ 中目黒本店 / あっさりジンギスカン
2012年 東京都:南部 羊肉L氏、N氏との新年会は、私が幹事をやる番だった。
当初はジビエ料理の店を探していたのだが、どこも高いし、予約がいっぱいだったので、ジンギスカンにした。中目黒にある「くろひつじ」に予約する。連絡すると、2人とも久しぶりに食べたいと言ってくれた。
くろひつじ 中目黒本店
中目黒駅から徒歩4分と書いてあったが、もうちょいあるのでは? 中目黒川をわたった住宅地に、その店はあった。店内に入る前に、コートや荷物をロッカーに預ける。ロッカーがあるのはいいが、冬場にはちと小さいか。
店内は煙が充満し、紗をかけたようになっていた。が、ほどなく慣れた。換気扇がまわったのだろうか? 天井が高いから、煙がたまらないのかもしれない。しゃれた店だ。
※くろひつじ 中目黒本店
セットメニュー
ジンギスカンは肉や野菜を追加しながら食べるものだが、お得なセットメニューがあったので、それを注文した。ジンギスカン(野菜付き)、子羊の極上ラムロース、ジューシーラムチョップ、切り落としラムすじ、サイドメニュー2品、ソフトクリーム、それにドリンク3杯で、3,480円だった。
じゃんじゃん焼いて、じゃんじゃん食べる。
む、肉が薄いので、火の通りは早いな。しかし臭みはぜんぜんない。タレは強いが、強すぎない。ジンギスカンらしさに欠けるむきもあるが、万人に喜ばれる味だ。
※煙が充満している
ジンギスカンとは
そもそもジンギスカンってなんだ?
子どものころ、家族でキャンプに行くと、決まって親父がジンギスカンを作ってくれた。親父の説明によれば、「モンゴル帝国を築いたジンギスカン(チンギス・カン)が、遠征の陣中で兵士に作らせた料理」で、「中央が盛り上がったジンギスカン鍋は、兜で調理したことに由来する」と教わっていたが、いま調べたら、デタラメだった。
※ジンギスカン鍋
※食べ方のレクチャー
ジンギスカンは日本発祥。北海道の郷土料理だった。
北海道旅行のとき、札幌の「だるま本店」でジンギスカンを食べた。肉の厚み、臭い、醤油タレの濃さ、そして充満する煙......。うまかったけど、コートや服にばっちり臭いがついて、大変だった。東京のジンギスカンは、ジンギスカンのいい部分だけを抜き出したようなイメージだ。これはこれで悪くない。
※焼け焼けー
※骨付ラムチョップ
2次会はタップルームへ
食後は駅をわたって、中目黒タップルームへ。最近、L氏は私以上にベルギービール通になっていたので、対抗するために紹介した。相変わらず外人がいっぱいで、盛り上がっていた。定番のオニオンリングをつまみながら、いろいろ歓談する。L氏も気に入ってくれたようだ。
※中目黒タップルーム
次回は3月に、またジビエを食べようという話になった。まぁ、いまはシーズンだしね。なんだかこの3人組は、肉ばっかり食べてる気がするよ。