男は黙ってカツカレー / ゴーゴーカレー新宿総本店
2012年 東京都:新宿副都心 カレーまずはこの動画を見てほしい。
「日本のカレーライス」を熱愛する米国人記者
私もカレー好きだが、ここまで狂っていない。まぁ、それはともかく、私は「ゴーゴーカレー」を食べたことがない。「リトルスプーン」は消滅してるから、「ゴーゴーカレー」への興味はいや増す。そんな折り、「ゴーゴーカレー55店舗達成記念セール第2弾」が発表された。これはカレーの神が、私に行けと命じているにちがいない。てなわけで、ゴーゴーカレー新宿総本店へ行くことにした。
※ゴーゴーカレー55店舗達成記念セール
総本店は地下にあった
記憶をたよりに訪れたが、店舗が見つからない。ソフマップがLABI新宿西口館になったときに移転したようだ。わずか100mの移転だが、iPhoneがなければ見つけられなかっただろう。新宿は店舗の入れ替えがめまぐるしい。
ゴーゴーカレー新宿総本店は地下にあった。狭苦しい階段に、行列用のサインがある。こんなところで行列を作りたくないな。さいわい昼時を過ぎていたので、待たずに入店できた。券売機で食券を買う。ロースカツカレーエコノミークラスが750円→550円になっていた。
狭い店内の奥の方に座る。空気がちがう。地下でばんばん揚げ物をしているせいだろう。エアコンと換気扇の働きで、空気がよどんでいるわけではないが、地上と隔絶された感じがする。
※これがゴーゴーカレー
ほどなく皿が運ばれてきた。私にとって初めてのゴーゴーカレー、初めての金沢カレーである。その特徴は下記の通り。
- ルーは濃厚でドロッとしている。
- 付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている。
- ステンレスの皿に盛られている。
- フォークまたは先割れスプーンで食べる。
- ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている。
- ルーを全体にかけて白いライスが見えないように盛り付ける。
ありそうでなかった組み合わせ
まず、フォークで食べることに驚く。しかも、きれいに食べられた。ルーには独特の甘みがあって、カレーと言われればカレーだが、カレー以外のなにかと言われても納得できる。カツにソースをかけて、キャベツにかけないのも珍しい。カツのソースはカレーの風味を阻害することはない。また、ルーとキャベツも相性がいい。
カレーライスだから、おいしいのは当たり前。強調したいのは、そのユニークさだ。ココイチやC&Cのカレーなら似た味を探せるが、ゴーゴーカレーに似た味は思いつかない。この味を楽しむためには、ここに来るしかないわけだ。中毒性の高さも納得できる。
※うむ
迷わない、ためらわない
ふと見ると、壁に「男は黙ってカツカレー」というポスターが貼ってあった。まぁ、そうだな。ゴーゴーカレーに来たら、黙ってカツカレーを食べるしかない。しかし実際は、「ソースを多めに」とか「マヨネーズちょうだい」といった注文をつけていた。同じカツカレーでも、食べ方のバリエーションは多いようだ。
キャベツはおかわり自由だった。となりの客は3回もおかわりしやがる。張り合いたかったが、けっこう満腹していたので見送った。くそう。20代だったら負けなかったのに。
※地下の秘密クラブのようだ
思っていた以上に満腹&満足できた。トッピングサービス券をもらったので、また来なければならないな。そういえば、今月に入って4回目のカレーだった。いやはや。