思い出横丁めぐり / 第一宝来家、若月
2013年 東京都:新宿副都心 国:ドイツ 牛肉 酒 酒:ビール金曜日は恒例の三人会だった。
今回は私が幹事で、新宿の「宝来家」を予約した。幸永を教えてもらったおかえしに、モツ串を紹介したかったが、手違いでホルモン焼きになった。L氏とN氏は思い出横丁で飲み歩いた時代があるらしく、いろいろ教えてもらった。3軒ハシゴして、24時に解散した。
※思い出横丁
第一宝来家
宝来家はこれまでに2度訪れている。なので軽く考えていたが、私が訪れたのは「第二宝来家」で、予約したのは「第一宝来家」だった。ただ「宝来家を予約した」と周知したので、危うく行き違うところだった。
第一宝来家は中通りにある。2階席に座ったが、最後まで私たちだけだった。第二宝来家とちがって串じゃなく、皿で運ばれてきた。これをテーブルコンロで焼いて食べる。
「コンロが壁に近いと引火するから気をつけて」
と注意され、思い出横丁の火災を思い出した。1999年だから14年前か。
瓶ビールをコップに注いで乾杯し、モツを焼く。コンロに乗った鉄皿は小さく、焼いてると油が跳ねるてくる。あちぃよ。七輪も排煙装置もない、昭和スタイルだ。
もうちょい食べられるところで店を出る。L氏が「焼きそば喰いたい」と言い出したからだ。
※2階席に案内された
※小型コンロで調理するスタイル
※焼いて食べよう
※横丁の混雑
若月のソース焼きそば
L氏に思い出横丁の店をいろいろ教えてもらう。表通りの店はともかく、中通りと線路通りの店は、案内してくれる人がいないと入りづらい。
「ここの焼きそばがうまいんですよ」
L氏お気に入りの若月は、ラーメン屋だった。もちろん狭い。カウンターに座って、焼きそば大盛り2皿と餃子、瓶ビールを注文する。おばちゃんが、あらかじめ半焼きしていた麺を鉄板中央に移して、いい音で焼きはじめる。食べてみる。極太麺で、弾力がない。独特で、似たものを思いつかない。餃子もごま油が効いてて、ビールがすすむ君だった。
「ラーメンもいいですよ」
とL氏は言うが、1人でラーメン一杯食べきる自信はなかった。
「また来てね」
おばちゃんに声をかけられる。こりゃ、未練が残ったな。
※若月
※ソース焼きそば
若月のカウンターに、幼い子ども2人を連れた夫婦が食事をしていた。よく見ると外国人だ。N氏が英語で話しかけると、上海からの観光客だって。でかい荷物をもっているから、これから日本を発つんだろうか。
「日本最後の食事が思い出横丁って、どうなのよ?」
と思うが、私たちも外国で似たような行動をしてるかもしれない。
思い出横丁は外国人観光客が多く、そこかしこで写真を撮っている。L氏によれば、「やきとり・イズ・ノット・チキン」という会話は、しょっちゅう耳にするとか。日本人でも戸惑うところだ。ちょっとした異世界だから、むしろ観光名所かもしれない。
私も360citiesでパノラマ写真を撮ってみた。
〆はドイツビール
3軒目はシュタインハウスという店に入る。ドイツビール、ドイツ料理の店で、ウェイトレスもドイツ風の衣装を着ていた。特別なサービスをしてくれるわけじゃないが、気分が華やぐ。ここでビールを2杯ほど飲んだら9千円だった。高い。
※シュタインハウス
途中でL氏が帰って、N氏とNoSQLとグラフ理論の話で盛り上がった。それから猿の惑星とか、ブレードランナーの話。わけのわからない議論も、毎度のことだ。次の開催は梅雨明けかな。