アキバ散歩とナポリタンのパンチョ

2013年 東京都:東部 ピザ・パスタ
[WGS84] 35.7007, 139.771083 - Google Earthで開く(kml)

 日曜日は秋葉原でパソコンを買ってきた。

 買ったパソコンの話はべつの日記にゆずる。秋葉原で買い物したり、昼飯を食うのも久しぶりで、いろいろ思うところがあったからメモを残しておく。

いつでも閉店セール
※いつでも閉店セール

まだ秋葉原だったころ

 私が秋葉原に入り浸っていたのは90年代後半──。NEC PC-98シリーズからPower Macintosh に乗り換えるまでだな。当時、パソコン関連の買い物と言えば秋葉原しかなかった。パソコンショップが増殖すると、家電量販店は駆逐された。やがて萌え・オタク関連の店が増えはじめると、秋葉原は「アキバ」になるわけだが、そのころは足が遠のいていた。

歩行者天国になる前の中央通り
※歩行者天国になる前の中央通り

 駅前の変化は知っていたけど、路地裏も変わっていた。4MBメモリボードを買った店も、2400bpsのモデムを買った店もなくなった。ゲーセンも消えて、代わりに飯どころが増えている。同じ町とは思えない変化だ。しかし行き交う人々は変わらない。実用性重視のオタクファッション。そこに安堵する。
 やたらメイドが多い。目を合わせないようにしていると、ひらひらの衣装ばかり脳裡に焼き付く。頭がくらくらする。メイド喫茶ブームは終息したと思っていたけど、まだ健在なのか?

MOTTAINAIフリーマーケット
※MOTTAINAIフリーマーケット:フィギュアやオモチャが並んでいる。こうした嗜好品を「MOTTAINAI」と言うのも奇妙だ。

行け!ナポリタンのパンチョ

 友人のすすめで、昼飯はナポリタンを食べた。「ナポリタンのパンチョ」という店の7号店だ。このビルは昔から知っているが、いまはナポリタンが食えるのか。数年後はなんの店になっているだろう。

ナポリタンのパンチョ
※ナポリタンのパンチョ

 基本メニューはナポリタン、白ナポリタン、ミートソースの3種。ミニ(250g)、並(400g)、大(600g)を選べるが、料金は変わらない。ならば大盛りと言いたいところだが、もう42歳なので並にする。実際、並での十分な破壊力だった。
 上位メニューとして、兄貴(1.2kg)1,050円、番長(1.6kg)1,350円、星人(2.3kg)1,650円があった。星人(2.3kg)の写真はもう食べ物に見えない。しかし完食した人がいるらしく、写真が飾られていた。みなさん、ぽっちゃり系でした。

昭和末期

 食券を買って、水をコップに注いで、席に座る。壁一面に昔なつかしのアイドルやら映画のポスターが貼られている。音楽も古い。テーマは「昭和末期」かな。まさに私が覚えている秋葉原の時代だ。

ナポリタンのパンチョ
※80-90年代のアイドルや映画のポスターが貼られた店内

 皿が運ばれてきた。ナポリタンとみそ汁。となりの客が「このみそ汁はありえないと思ったけど、くせになるんだよね」と言う。私に向かって言ったわけではないが、びっくりした。

ナポリタンのパンチョ
※ナポリタンとみそ汁!

 今回注文したのは、ナポリタン+厚切りベーコン(850円)。白ナポリタンにもそそられたけど、味が単調で飽きるらしい。しかし単調なのはナポリタンも同じ。400gは伊達じゃない。すっぴんが650円だから、ベーコンは300円になる。高いと思ったけど、まぁ、うまかった。

ナポリタンのパンチョ
※ぶっとい、熱い

 麺が太い。パスタを食べている気がしない。そして熱い。あちあちだ。そこにパルメザンチーズをどばっとかける。熱で溶けたところを食べる。がつがつ。減らないので不安になったが、なんとか食べ切れた。ふぅ。
 味が単調なので、一気呵成に食べないと駄目だ。冷めるとチーズが溶けなくなる。回転率のいいメニューだ。

ナポリタンのパンチョ
※どっさりかけても臭くない

 昼飯を食ったあと、ツクモでパソコンを買った。
 その後、中野でミラーレスを買ったけど、その話はまたいずれ。