物語は心の糧

雑記 2018年 雑記

 物語は心の糧。食べたものが血肉になるように、読んだ物語が精神を形作る。物語が人格形成に与える影響は大きい。きわめて大きい。だからよい物語に触れてほしい。よい物語に触れた人は、よい人になる。

 よく誤解されるが、【ゆっくり文庫】を通じて私は「本を読め」と言ってない。ただただ、物語に触れてほしい。映画でもゲームでもラジオでもいい。語り聞かせをしてもらう/してあげられるなら、もっといい。物語に触れる方法は、本とはかぎらない。

 同じ物語を共有できる人間が、民族となる。
 その民族で生きていくなら、基盤となる物語を受け入れたいし、次の世代に伝えたい。
 物語を共有しない若者や来訪者には、注意すべきだろう。
 「よい人」の概念が異なるのだから。

 抑圧を感じるなら、物語を共感できる人を探して「部族(tribe)」を作ろう。
 もしだれにも言えず、だれとも共有できない物語が好きなら、自分を変えたほうがいい。でないと生きにくい。

 だから私は妄想を吐き出して、共感できる人を探す。自分が孤立していないと確認するために。

パンが2斤あったら、ひとつを売ってヒヤシンスを買うでしょう。私の魂の糧として。 コーラン