第14夜:セカンドナース

第14夜:セカンドナース 夢日記
第14夜:セカンドナース
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 気がつくと、オンナになっていた。

 身体が軽くて、柔らかい! ウエストが細いぃ! ちゃんと内蔵が入っているのか心配になる。すらりと伸びた両足も、美少女フィギュアのように美しい。髪はさらさらロングヘア。鏡はないけど、そーとーな美女にちがいない。
 ピンク色のナース服を着ている。
(しかしこれは……ほんとにナース服か?)
 スカート丈は短いし、両肩がふくらんで腰のくびれが強調されている。ヘンテコなナース服だ。よくよく考えてみれば、ナースが髪を下ろしているわけがない。
 つまり私はナースじゃなくて、ナースのコスプレをしているんだな。


 それにここは……病院じゃない。やたらと広い事務所だ。吹き抜けの天井も、壁も、床も真っ白だ。デスクも、パソコンも、電話機まで白い。
 なにもかもが白いから、ナースたちのピンクが映える。階段をおりるナース、棚を整理するナース、タイピングするナース、電話対応するナース……。たくさんのナースが働いている。
 私も自分のデスクに座る。体重が軽いせいか、座った感じがしない。前を向くと、デスクに座ったナースが大量に並んでいた。気が遠くなりそうだ。
 とにかく仕事を片付けようとして……ふと気がついた。
(仕事なんてしてる場合じゃないぞ!)
 でも、なにをしたらいい? とりあえずトイレで鏡を見たい。しかし確かめるまでもなく、ここは美女ばっかりだ。どっちを向いても美女ナース。これじゃ、ありがたみもない。せっかくだからチヤホヤされたいけど、ここじゃ無理だろうな。
 あれこれ妄想していると、指が勝手にキーボードを叩いていた。
(な、なんで仕事をしているんだ?)
 一定時間入力がないと、自動的に仕事をしてしまうらしい。ゲームでコントローラーを放置しておくと、キャラクターが姿勢を崩したりするのと同じだ。
(ということは、ほかのナースも実際には考え事をしているのかな?)
 ナースの「中の人」というべきか? ここは美女ばかりだが、「中の人」を想像すると、あまり愉快ではなかった。
 また一定時間が経ったので、身体が動きはじめた。書類をもって、どっかに届けようとしている。すっきり背筋を伸ばしたまま、ひょいひょい階段を登っていく。どこへ行くんだろう? 他人の視界をモニターしているようだ。この自動運転はらくちんだった。魂がよそ見していてもテキトーに働くってのは、現代社会ではよくあることだ。
 しばらく身体は放っておいて、考え事をつづけよう。


 


 気がつくと、私は電車の中で居眠りしていた。くびれたウエストはどこへやら、私は36歳の太ったハゲに戻っていた。想定される元ネタを書き出しておく。

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