甘味処・鹿火屋 / 寒も暖もある

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伊香保温泉に向かう途中、鹿火屋(かびや)という茶屋に立ち寄った。
──茅葺(わらぶき)屋根の古い民家だった。
古い民家に模して造られたとか、古い民家を改造したというものではなく、まんま古い民家だった。
鹿火屋
※外観
だから、すごく寒い。
「む、むかしの人は、こんな寒い家に住んでいたのかな?」
そう話す息も白くなる。お茶をもつ指先が痛くなるほど寒い。店内の床も土だから、寒さが立ち上ってくるようだった。店の中央と奥に、囲炉裏と七輪があるにはあるが、暖房器具としてはあまりにも貧弱だった。屋外とほとんど温度が変わらないのだ。
鹿火屋:店内
※店内
しかも暗い。
蛍光灯はあるにはあるのだが、光量が弱く、薄暗さを印象づける結果となっている。
なんというか、「家」というものについて考えさせられた。
鹿火屋:店内
※いろり
名物といわれている、いも串(250円)とくず餅(300円)を注文。
まず、くず餅が出てきた。
ぷりぷりしていて美味しいには美味しいが、この寒さの中で食べるにはチト冷たすぎた。
鹿火屋:くず餅
※くず餅
次いで、いも串がやってきた。
私はこれを、だんごと思って食べたので驚いた。里芋に味噌だれをつけて、炭火で焼いたものなのね。ほくほくした里芋の味がする。ストレートに素材の味だ。
鹿火屋:いも串
※いも串
お茶を飲んで、そそくさと店を出る。
正直、車の中で暖まりたいと思っていた。店の外で、水車がギーコギーコとまわっていた。ここは、食よりも雰囲気を楽しむ店であり、その意味では素晴らしいところだと思った。
(夏には、どんな状態になっているのだろうか?)
鹿火屋:水車
※水車
少なからず、興味がわくね。

関連:古い日本家屋を訪ねて


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