妄想リメイク

映画やゲームを見て、「こうすればよかったのに」と思ったことを書き出してみた。

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[妄想] 零 -濡鴉ノ巫女- / 母として生きるか、女として死ぬか

『濡鴉ノ巫女』の雛咲深紅は、ひどい女だった。 3歳の娘を捨てて現実逃避。成長した娘に起こされても無言。ふたたび娘を捨てて現実逃避しようとするが、追いつかれると「どこにも行かないわ」とウソをつく。母娘がいっしょになるエンディングも、「男といっ...
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[妄想] HINOKIO ヒノキオ / 踏み込む覚悟はあるか?

『HINOKIO』は2005年公開のSF映画。遠隔操縦するロボット転校生というアイデアがおもしろい。CG合成も違和感がなく、たまらなく興奮した。しかし中盤以降はグダグダで、アイデアに見合う結末が用意されていなかった。で、私が期待するストーリ...
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[妄想] ゆりかごを揺らす手 / 被害者が加害者でもある

『ゆりかごを揺らす手』(The Hand That Rocks the Cradle)は、1992年制作のスリラー映画。幸福な家庭が美しい侵略者に蹂躙されるさまが描かれているのだが、侵略者にも同情の余地があって、あっけない結末に納得できなか...
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[妄想] 遊星からの物体X ファースト・コンタクト / 精神も同化されるとしたら

『遊星からの物体X ファースト・コンタクト』(2011)は、カーペンターの『遊星からの物体X』(1982)の前日譚だが、内容はほぼリメイクだった。映像は高精細で、迫力があったけど、「だれがXなのか?」というサスペンス色が薄れ、モンスターホラ...
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[妄想] ALAN WAKE / 本編を整理する

『ALAN WAKE』のストーリーを整理してみた。Episode 1: Nightmare湖畔で目覚めた男(c)2010 Microsoft Corporation. All Rights Reserved. 目覚めると、おれは硬いアスファ...
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[妄想] インセプション外伝 サイトーは妻の夢を見たか?

映画『インセプション』を見て、サイトーのことが気になった。主人公はコブだが、物語を動かしているのはサイトーだ。サイトーの目的はライバル企業の衰退だが、そのために犯罪者を匿ったり、夢の中まで同行するだろうか? コブのエクストラクション(夢の中...
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[妄想] コクリコ坂から / 物語を整理する

『コクリコ坂から』がわかりにくかったので、自分なりに整理してみた。メルの愛称はまぎらわしいのでウミと呼称する。ウミによるモノローグを加え、彼女視点の物語であることを明示する。ナレーション1963年、横浜──。翌年に東京オリンピックを控え、世...
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[妄想] 仮面ライダーオーズ / 最後まで欲望と向き合う

仮面ライダーオーズについて、思うところを書き留めておく。 序盤のメダル争奪戦はよかったけど、中盤以降はがくっと失速した。いつまで経っても物語の中核となる謎が明かされないからだ。最大の謎は、鴻上の目的である。鴻上はなんのためにオーメダルを蒐集...
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[妄想] いばらの王 -King of Thorn- / 世界が終わり、私がはじまる

アニメ映画『いばらの王 -King of Thorn-』を自分なりに再構築してみた。例によって基本ラインはオリジナル(映画)に準じるので、人物描写やアクションは大幅に省略した。映画の映像を思い出しながら、それを補完するように読んでもらえると...
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[妄想] 仄暗い水の底から / ラストを再構築

『仄暗い水の底から』は良作のホラー映画だった。幽霊より日常に潜む圧迫感の方が怖い。たよれる人のない母親を黒木瞳が好演している。私が知るかぎり、黒木瞳のベストフィルムではなかろうか。しかしラストは納得しがたい。貯水タンクの疑惑はあいまい、水量...
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[妄想] 月に囚われた男 / ただの被害者で済ませない

『月に囚われた男』はSFファンが飛びつく題材を扱いながら、SFファンを納得させるには至らなかった。てなわけで、自分なりに再構築してみることにした。1. 日々の終わり近未来近未来、月で産出されるヘリウム3によって、地球のエネルギー問題を解消さ...
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[妄想] ALAN WAKE 追加シナリオ「目覚め」 / 物語を決着させる

Xbox360最高傑作と言われる『アラン・ウェイク』だが、私は大いに不満だった。ゲーム性はともかく、ストーリーが破綻している。ダウンロードコンテンツの『シグナル』、『小説家』でも決着がつかない。続編を作るため結末をぼかした、のではなく、そも...
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[妄想] 借りぐらしのアリエッティ / ぼくの心臓の一部とは

『借りぐらしのアリエッティ』の映像は素晴らしかったが、さしたる感動もなかった。米林宏昌監督はこの映画で、なにを表現したかったのだろう? まぁ、原作があって、巨匠が企画と脚本をつとめた作品だから、すでに借りぐらしだったのかもしれない。あれこれ...
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[妄想] 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

イオリア計画、その真の目的とは──まえがき 『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』は、2010年公開のアニメーション映画。『機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン』の後日談であり、『...
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[妄想] 零 ~刺青ノ聲~ / 死と眠りを関連付ける

『零 -刺青ノ聲-』は、2005年に発売されたPS2のゲーム。零シリーズの3作目で、キャッチコピーは"侵食する恐怖"。前2作を気に入っていた私は大いに期待したのだが、内容は今ひとつだった。主人公・黒澤玲に感情移入できなかった。そこで、自分が...
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[妄想] 死刑台のエレベーター / 3組の男女、2つの殺人、1つの真実

『死刑台のエレベーター』は2010年公開の日本映画。1958年公開の同名フランス映画をリメイクしたものだが、つまらなかった。雰囲気はいいけど、ストーリーが弱すぎる。 オリジナルもサスペンスの金字塔と評されているが、見どころはストーリーではな...
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[妄想] 仮面ライダーキバ / 過去と現在をつなぐ物語に

『仮面ライダーキバ』は平成仮面ライダーシリーズ9作目。全48話。最大の特徴は父・音也を主人公とする1986年(過去・原因)と、子・ワタルを主人公とする2008年(現在・結果)が交互に描くスタイル。謎も多く、ワクワクしながら見てたけど.......
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[妄想] アイランド / クローンの共感が双方向だったら

2005年のSF映画『アイランド』。状況設定はおもしろいけど、後半はよくあるアクション映画になってしまった。医療倫理への踏み込みも浅い。悪い奴らをやっつけて、美女とチューして終わり。これが平均的に喜ばれるフォーマットなのか。そこで、私が期待...
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[妄想] 人造人間ハカイダー / 求められ、恐れられる破壊

リファインされたハカイダーはかっこいい。ストーリーはしっくり来なかった。ハカイダーの行動に一貫性がなく、よくあるヒーローになってる。漫画やテレビの要素を活かしてほしいわけじゃないが、ハカイダーを名乗る意義は描くべきだろう。そこで、自分が見た...
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[妄想] TAJOMARU / 入れ替わりトリックを組み直す

『TAJOMARU』は2009年に公開された日本映画。芥川龍之介の小説『藪の中』の映像化だが、ストーリーはまったく別物。前半は引き込まれたが、後半で失速。地獄谷のシーンは、馬鹿らしくて見てられなかった。つまるところ本作は、「強くて誠実でかっ...
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[妄想] SILENT HILL:HOMECOMING / 行く先々で人が死ぬ理由

『SILENT HILL:HOMECOMING』は日本未発売。どれほど怖い作品なのかとそそられたが、実況動画を見てがっかり。痛々しいシーンがあるにはあるが、ストーリー的な深みはない。というか、ストーリーは支離滅裂。なんだこりゃ。「舞台がサイ...