豚丼 和光 / 似て非なるもの

2003年 東京都:新宿副都心 豚丼
[WGS84] 35.694403, 139.702723 - Google Earthで開く(kml)

帯広で食べた豚丼はうまかった。あの味を嫁にも伝えたい。

東京に帰ればなにかあるかも、と思ったが見つからない。やはり豚丼はマイナーな料理なのか。と、あきらめかけていたところ、新宿サブナードに豚丼専門店がオープンしたらしい。関東圏で最初の豚丼の店だとか。さっそく行ってみる。

豚丼和光 サブナード新宿店
※豚丼和光 サブナード新宿店

なんとモダンな店構え。
「BUTADON」の英語表記も目新しい。「WAKO」の文字を見て、ここが和光系列だと思い至る。なるほど豚丼つながりだったか。

しかし味は似て非なるものだった

私は豚丼を、嫁は豚照り焼き定食を注文した。
まず豚丼だが、タレが甘い。そりゃ、甘辛いタレだったけど、ここまで甘くなかった。豚肉の焼き方もちがう。これって炭火焼き?

豚丼和光 サブナード新宿店
※豚丼「竹」(650円)

豚照り焼き定食は、もちろん豚丼ではないのだが、これまた微妙。よこに豚丼がなければ、印象も違ったかもしれない。これでは、豚丼は「豚テリヤキ丼」と暗示しているように見える。

豚丼和光 サブナード新宿店
※豚照り焼き定食「竹」(800円)

説明によると「スライスした豚肉をじっくり焼きあげ、豚丼和幸秘伝のたれに漬け込み、ご飯の上にのせた、それはもうおいしい豚丼」とある。帯広の豚丼は、タレに漬け込んだ豚肉を焼いていたのか、焼いた豚肉にタレをかけていたのか?
味の違いは、タレの風味だけではなさそうだ。

どう評価すればいいのか

結論を言えば、和光の豚丼は、帯広で食べた味に遠く及ばない
これを最初に食べたら、帯広の味は想像できないだろう。しかし関東圏に豚丼を持ち込んだ心意気は評価したい。豚丼はもっと愛されてよいメニューだと思う。これを機に豚丼が広まってくれればいいね。

帯広の味を知らない嫁は、首をひねるばかり。
まぁ、いつかまた北海道へ行こう!