徹夜でボードゲームをやる会
2009年 東京都:新宿副都心 ゲーム友人宅でボードゲームを遊んできた。
集まったのは私と嫁、家主のK氏、それにA氏の4名。23時集合、午前6時解散という、学生みたいなイベントだった。『アルゴ』と『カルカソンヌ』を持参したので、嫁との1対1では味わえない、4人のエゴがぶつかりあう乱戦を楽しむことができた。
4人で『カルカソンヌ』
KとAは初体験だったが、プレイしながらルールを習得できた。1回目で「コツをつかんだ!」と思っても、2回目でタイルが異なると、思うように展開しない。勝てそうで勝てない。ちくしょう、もう1回だ。
私たちと同じように、KとAも夢中になってくれた。しめしめ。
※4人もいると、先が読みにくい
2人対戦とは異なる世界
プレイヤーが3人以上になると、「誰を攻めるか」という要素が加わる。また邪魔が多くなるため、「誰と組むか」も問われてくる。
──弱いヤツを徹底的にやっつけると、次は自分が狙われる。
──共同戦線は効率的だが、勝つためにはどこかで裏切らないと。
こうした駆け引きは1対1では味わえない。同じゲームなのに、考え方がまるで違う。
※つづいて『アルゴ』
運と思考と、性格のぶつかり合い
「えー? オレがおまえなら、そんなことはしないね!」
プレイ中、互いに行動に首をかしげることも多かった。
当たり前のことだが、自分と同じように、相手も考えるとはかぎらない。同じ条件で確率計算しても、性格が反映して、異なる結果(行動)が出てしまうのだ。
※あ、ごめん(写真を撮る間があったら、拭け!)
KとAはともにゲーム大好き人間だが、その傾向は大きく異なる。
──Kは反射型で、相手の裏をかく対戦ゲームが得意。
──Aは熟考型で、ポーズできる1人用パズルゲームが得意。
多人数プレイでは、Kの方が強い(適切に判断できる)。Aは考えすぎて、意味不明な行動(自爆)が多いのだ。
ところが、Aが意味不明の行動をするため、Kの読みが外れてしまう。Kの圧勝かと思いきや、ひょっこりAが勝っていたりする(Aにとっても意外な結果)。
理外の理が、勝利をもたらす。これも多人数プレイの興味深いところだ。
※自爆によって活路が開くこともある(開かないこともある)
ルールを変えてみる
ボードゲームのいいところは、勝手にルールを変えられることだ。
今回は、『カルカソンヌ』で1枚ずつめくっていくタイルを、あらかじめ全員に配ってみた。自分の置けるタイルがわかれば、効率的に地形を組めると思ったが、とんでもない。逆に、いつも以上に相手を牽制して、いびつな地形になってしまった。未来が見えると、足の引っ張り合いが強くなる。未来は見えない方が、シアワセになれるようだ。
このルールは興味深いが、楽しむためには改良が必要だな。
※ぎゃー、道ばっかり
午前6時に解散。
Kは就寝、私と嫁は帰宅、Aはコミケに向かった。
今日も暑くなりそうだ。