鐙瀬溶岩海岸 / 黒く焦げた海岸
2009年 長崎県 海辺レンタカーを借りて最初に向かったのは、鐙瀬(あぶんぜ)溶岩海岸。
福江島は地学的に興味深いところなので、いろんな海岸を見てみよう。昨夜、松本さんに、いろんなスポットを教わっておいたのだ。鐙瀬は美しい海岸ではないが、変わった地質なので見ておくことにしよう。
まずは鐙瀬ビジターセンターへ
駐車場に車を止めて、ビジターセンターに立ち寄る。裏磐梯ビジターセンターと同じで、鐙瀬の地形がどのように形成されたか、このあたりで見られる亜熱帯性の植物や野鳥について、詳しく説明されていた。
※鐙瀬ビジターセンター
■鐙瀬ビジターセンター/鐙瀬溶岩海岸
[所在地] 長崎県五島市野々切町1333-3
[連絡先] 0959-73-6955
[料金] 無料
黒くて、ゴツゴツした岩場
実際に海辺に下りてみる。
鬼岳噴火の際に流出した溶岩が海に流れ込み、10数kmにわたって複雑な海岸線を形成している。ゴツゴツ、ザラザラした石が多いのは、波が石の角を丸くするほどの時間が経過していない証拠だ。
鐙瀬という名前は、ここで当主の馬の鐙(あぶみ)が切れたことに由来している。やはり岩肌で切ってしまったんだろうか。
※草木も少なく、じつに殺風景
※ざらついた石が多い
※石を巻き込んだ石
五島でもっとも温かい場所
展望台に登って周囲を見ると、樹木が南国風であることに気づく。最初に訪れたところなので、福江はどこもこうかと思ったが、そんなことはなかった。黒い岩肌と南国の植物の組み合わせは、ここ鐙瀬だけ。鐙瀬を訪れたことで、福江の海岸がいかに表情豊かか、知ることになった。
※まるで熱帯のような眺め:エアーズロックのような鬼岳
※東シナ海をのぞむ
よく整備された福江の道
もうすぐ11時。今日は寄りたいところがいっぱいある。先へ進もう。
※信号がない道