神田祭 の 神幸祭 の 附け祭 の 着輦祭

2007年 東京都:都心部 祭り
[WGS84] 35.702013, 139.767932 - Google Earthで開く(kml)

今年は神田祭を見たいと思っていた。

タイ・フェスティバルのあとで行こうと思っていたが、なぜか、みんなで行くことに。
事前に調べる余裕がなかったので、予備知識ナシ。
ただ、夕方19時頃に御輿が神田明神に戻ってくることは知っていたので、とにかくお茶の水に向かうことにした。
──いま思うと、やめておくべきだった。

神田祭
※よくわからないまま、お茶の水に到着

神田祭(かんだまつり)とは

神田神社で行われる祭り。日本の三大祭りの一つとされる。
盛大に御輿(みこし)を担いでいる写真を見ていたので、そーゆー威勢がいい光景が見られると思っていた……。

神田祭
※こういうものを期待していた

土曜日は神幸祭(しんこうさい)

神田祭はいくつかのパートで構成される。
土曜日に開催されていたのは「神幸祭」。簡単に言えば、御輿をかついで地域を巡行する行事だ。神田祭では、「一の宮」「二の宮」「三の宮」の3柱が、朝8時に神社を出発する。

神社に戻る附け祭(つけまつり)

16時頃、3柱は三越本店に到着。
ここから御輿、山車、武者行列などの「附け祭」が追加される。江戸時代に多くの見物人を楽しませたという曳き物(ひきもの)が現代の技術で復活している。

神田祭
※行進を終えた狛犬と獅子

神田祭
※インフレータブル・バルーン技術で蘇った大鯰(オオナマズ)

神田祭
※大江山の鬼の首

神田祭
※きらびやかな山車

神社に到着してからの着輦祭(ちゃくれんさい)

30キロを行進してきた行列は、夕闇に包まれた神田明神に戻ってくる。
これを受け入れる儀式が着輦祭。

つまり、私たちが見たのは着輦祭。
神田祭の、神幸祭の、附け祭が終わったあとの儀式。

御輿や山車を見たければ、三越前に行くべきだった。
日曜日だったら、ふんどし姿の男たちが御輿を練り込む「御輿宮入」を見ることもできた。

つまり……
時間も場所も間違っていたわけだ!
ぎゃーっ!

人が多すぎて見えません!

着輦祭がはじまると、神田明神はいっそう混雑した。
人が多すぎて、儀式の様子がぜんぜん見えない! しかも、タイ・フェスティバルで疲れていたので、みんなフラフラ。
なので儀式が終わる前に解散することにした。

神田祭
※天狗(猿田彦)

途中、ひららがグループからはぐれた。
あとで知ったことだが、彼女はちゃっかり最前列で着輦祭を見物していた。やれやれ。

神田祭
※由布籠の到着

神田祭
※3つの宮が戻ってきた

祝詞(のりと)が詠まれ、雅楽の音色が鳴り響く。
着輦祭はとても厳かな儀式だった。
想像していたものとはちがったけど、これはこれで楽しめた。

ただ……みんなには悪いことをしたなぁ。
やっぱりよく知らないイベントを案内するべきじゃなかった

神田祭
※神社にも萌えキャラが!!!

ま、これも1つの思い出だよ。うん。

■神田神社/神田明神
[住所] 東京都千代田区外神田
[歴史] 創建:奈良時代

関連エントリー