甥っ子とメダルゲーム / ラウンドワン習志野店

2012年 千葉県 遊園地
[WGS84] 35.660139, 140.022196 - Google Earthで開く(kml)

 ボウリングの精算をしたら、アミューズメントコーナーの無料体験チケットをもらった。

 メダルゲームとクレーンゲームを少しずつ楽しめる。子ども連れの客限定のサービスだが、親にもチケットを渡すのは、ラウンドワンのアミューズメントコーナーが子どもを遊ばせておいても安心後ころであるとピーアールするためだろうな。

子どもの常連客もいる

 1階のアミューズメントコーナーに降りると、けっこう子どもが遊んでいた。大半はチケット消化中だろうが、慣れた手つきでじゃらじゃらメダルを増やしている子は、常連客だろう。しかし子どものころからメダルゲームに興じるのはいかがなものか。ソーシャルゲームの「ガチャ」と同じで、頭も腕も使わないじゃないか。

ラウンドワン習志野店で甥っ子とボウリング
※メダルマシン初体験

 ニュースによれば、近ごろはゲームセンター(アミューズメントコーナー)に入り浸る高齢者が多いそうだ。アミューズメントコーナーは冷暖房が効いてるし、コツさえ使えばカネを使わずに長時間遊べるからね。しかし私が見たかぎりでは、高齢者はごくわずかだった。平日はちがうのかもしれない。
 平日の夕方はどうなんだろう? 子どもと高齢者がたむろするところを想像すると、微笑ましいような、苦々しいような、不可解な気持ちになった。

要領がわからないメダルゲーム

 まずはメダルゲームを試してみるか。チケットでもらえるメダルは20枚くらいだが、あっという間に尽きてしまった。パチンコやスロットはまだしも、競馬やメダル落としゲームは要領がわからない。私も20代のころ、メダルゲームに興じた時期があるが、コツをつかむほどやり込んでない。
 結局、ゲームを楽しむと言うより、「メダルを投入するだけの簡単なお仕事」になってしまった。

ラウンドワン習志野店で甥っ子とボウリング
※わかっているのか

神さまになれないクレーンゲーム

 お次はクレーンゲーム。無料チケットで遊べるのは、一口アイスのクレーンゲームを2回だけ。もちろん、2回ともスカ。まぁ、当然だよな。
 いい気分にさせないと、財布の紐はゆるまない。しかしメダルゲームやクレーンゲームの場合、ボウリングのガーター防止バーのように、初心者に下駄を履かせることは難しい。それでも何回かやればヒットして、自分のカネで遊ぶようになるんだろうな。

ラウンドワン習志野店で甥っ子とボウリング
※キャッチできない

 私のモットーは「何事も経験」だ。必要ない経験などないと信じている。しかし世の中には、罠に通じる経験もある。「ちょっと」のつもりが「ずぶずぶ」なんてのは、よくある話だ。
 今は甥っ子の24時間を大人が監督しているが、やがて成長し、自分の意志で行動し、大人の知らないところで罠にはまることもあるだろう。そのとき、「これは罠だ」と気づくことができるかどうかで、彼の人生は変わるだろう。

 甥っ子はiPadのゲームに夢中で、学校の準備が遅れたりする。そのたび、妹(母親)は怒ってiPadを取り上げるが、それでは解決にならない。大切なのは、罠に通じる経験を禁じることではなく、それが罠だと気づかせることだ。しかしどうやって教えればいいのか。

 うまい方法は思いつかないが、何事も経験だ。そこに尽きると思う。

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