白煙にけむる大涌谷

2005年 神奈川県 #箱根散策 ソフトクリーム・氷菓 交通:ロープウェイ 山・渓谷 景勝地
[WGS84] 35.241895, 139.020835 - Google Earthで開く(kml)

箱根火山最後の爆発によって誕生した火口が大涌谷(おおわくだに)である。
芦ノ湖と並ぶ、箱根を代表するビュースポットだ。

大涌谷駅

ロープウェイの大涌谷駅を降りると、硫黄の匂いが鼻腔をくすぐる。あたりには有害な火山ガス(亜硫酸ガス、硫化水素ガス)が充満している。敏感な人や、長時間立ち止まっていると影響を受けてしまうそうだ。実際、この谷にはガスに強い植物しか生えていない。

大涌谷
※大涌谷

閻魔台

大涌谷でも、硫黄泉の噴出が激しい高台を「閻魔台」と言う。この閻魔台をぐるっとまわるのが、「大涌谷自然散策路」である。往復40分、670mの道のりで、上記のようなウンチクが看板に書かれているから勉強にもなる。

閻魔台
※硫黄のにおいが強い

玉子茶屋

閻魔台で温泉卵を売っているお店。製造場所(硫黄泉)に近いため、より出来たてのホカホカを食すことができる。大涌谷の温泉卵は温泉成分によって表面が真っ黒になる。そのため、「黒タマゴ」と呼ばれている。まぁ、味はふつうのゆで卵だけどね。1個食べると7年寿命が延びるらしい。私と妻で3個ずつ食べたから、21年も寿命が延びてしまったよ。

大涌谷:黒タマゴ
※大涌谷:黒タマゴ

下の売店で、たまごソフトクリームなるものを食べた。
うーん、単なるカスタード味だ。考えてみれば、ここはべつにたまごの産地じゃないから、たまご味に御利益はなかった。ま、いいっしょ。
1時間ほど遊んで、私たちはロープウェイに戻った。

いよいよ芦ノ湖だった。