東京ミレナリオ / これが最後かもしれない
2005年 東京都:都心部 イルミネーション 夜景 祭り東京ミレナリオを見てきた。
そういう祭りがあることは知っていたが、どうせ混むだろうと思って忌避していた。しかし今年は最後の開催(かもしれない)ということで、見ておくことにした。
- 東京ミレナリオ
- ミレナリオは"千年祭"を意味するイタリア語。要するに、イルミネーション(光の彫刻=パラトゥーラ)を眺めるお祭りだ。1999年から開催され、今年で7回目になる。
今年は最後の開催になる(かもしれない)。重要文化財に指定されたJR東京駅丸の内本屋の修復工事のためだ。工事が終われば再開するかもしれないが、しないかもしれない。いずれにせよ工事は2011年までつづく。
すごい混雑だった。
最寄りの東京駅に到着したのに、係員に誘導されて、大手町まで迂回させられた。うんざりする混雑だけど、それでも休日に比べればマシらしい。休日だと2時間待ちも珍しくないそうだ。
フロントーネ(入り口)
東京ミレナリオは、フロントーネ(入り口)、ガレリア(回廊)、フィナーレ(出口)の3つで構成されている。
ポスターなんかで撮影されるのはフロントーネ。もっとも大きく、もっとも美しく飾られている。このフロントーネを見るために人が並んでいると思えばいい。
※フロントーネ
ガレリア(回廊)
ガレリアは、中に入ってしまうとあまり感動はない。なので、途中で抜けてしまう人も多い。
※ガレリア:中より
※ガレリア:外から
フィナーレ(出口)
だが最後まで歩くとフィナーレがある。十字路がぐるりと装飾されているのは壮観だった。
※フィナーレ
また東京駅や国際フォーラムなどにもパラトゥーラは設置されている。
※東京駅
巡礼者たち
しかし東京ミレナリオそのものより、そこに押し寄せた人々の方がおもしろかった。
東京ミレナリオは一方通行で、立ち止まって撮影することができない。なのでみんな携帯電話を上に掲げながら、同じ方向に歩いていくのだ。ちょっと離れてみると、携帯電話の画面が、篝火のように見える。なんとも異様な光景だった。
※携帯をかまえる人たち
※上から見ると、巡礼者のようだ。
宴のあと
また、東京ミレナリオは21時で消灯する。
通りに人がいても、時刻になればブチンと電源を落としてしまうのだ。灯りが消えれば、三々五々に人は帰っていく。あとには、うそのように静まりかえった通りだけが残される。
私はその様子を、丸ビルの展望室から見ていた。
※丸ビルからの眺め
こーゆーのを見るのは楽しいね。