第41夜:真夜中の太陽
2011年 夢日記
「もう9時だから、もう無理~」
今日はウォーキングに行く予定。午前7時に起きるつもりだったが、寝過ごしてしまった。時計を見たら9時過ぎ。すぐ起きて、すぐ出発しなければ。
しかし隣に寝ていた嫁は起きようとしない。9時から寝ると言う。ばか!
「ちがうよ。夜の9時だよ」
電波時計を見ると、21時だった。21時? なんで? こんなに明るいのに?
カーテンを開けると、太陽がまぶしい。これで21時なの?
これは……アレだ。「逆日蝕」だ。珍しい天体ショーを撮影すべきと思ったが、太陽を撮影してもつまらない。それにつけても明るい。これで夜とは信じられない。
寝室を出て、居間に向かう。
冷凍庫が半開きになっていた。詰め込まれたアイスが溶けていた。まぁ、チューチュー棒アイスだからいいけど、電気代が無駄になった。寝室にもどって、嫁を蹴飛ばす。
「おい、冷蔵庫がしまってなかったぞー」
すると嫁は、
「ごめんなさい。時計を全部ずらしておいたの」
「は?」
「今日のウォーキングは無理。寝かせて」
驚くべきことに、嫁は電波時計を12時間ずらしていた。
◎
という夢を見た。
時計を見たら9時過ぎ。すぐ起きて、すぐ出発しなければ! しかし隣に寝ていた嫁は起きようとしない。
「今日のウォーキングは無理。寝かせて」
二度寝しながら、二度寝している夢を見ていたようだ。