多摩動物公園 / 平和なチンパンジーの森
2006年 東京都:都下 動物園チンパンジーの暮らしもよかった。
多摩動物公園には「チンパンジーの森」というエリアがある。
小高い丘に、せせらぎやジャングルタワーなどがあって、けっこう広い。ここのチンパンジーたちがとても賢く、元気で、お茶目だったので、ついつい見とれてしまった。
びっくりするほど賢い
チンパンジーの知能は高い。
という知識はもっていても、実際に間近で見ると感心してしまう。
落ちてる小枝を使ってケース内の果物を引き寄せたり、鉄の棒でナッツを砕いたり……。あいにく見ることはできなかったが、自動販売機にコインを入れてジュースを飲むこともできるらしい。
そのへんの人間の子どもより賢そうだぞ。
※UFOキャッチャーから果物を取る
※ふつうに道具を使いこなす
※細かな作業も上手だ
感情表現が豊か
ただ賢いだけじゃなく、好奇心も旺盛で、とてもお茶目だ。
たとえば、彼らはまっすぐ歩かない。すぐなにかに気をとられて、遊びはじめてしまう。同じ作業を淡々とつづけるのは苦手らしい。
※ふらっと遊びはじめる
段ボールや木の枝のような、どうでもいいものでよく遊ぶ。
とりわけ段ボールはお気に入りで、かぶったり、破ったりと忙しい。ほかのチンパンジーも大好きだから、取り合いのケンカも起こる。まぁ、じゃれているだけかもしれないが。
※段ボールが大好き
ゆったりした時間
裏手にまわると、日陰で涼んでいる集団を発見した。
なんとも平和だねぇ。
※なにを語らっているのかな?
※甘えっ子
※気ままに生きている
なんだか、うらやましい。
都市生活でなくしてしまった人間らしさを、チンパンジーに教えられたような気がする……というのは大げさかもしれないが、まぁ、そう感じたわけだ。
※チンパンジーを観察する人間
ほんと、人間はなんのために生きているんだろうねぇ。