創作  2011年04月19日(火)に書いた 妄想リメイク

[妄想] 仮面ライダーキバ

[妄想] 仮面ライダーキバ

親(過去)と子(現在)の物語をつなぐ。

まえがき

『仮面ライダーキバ』は2008年に放送された特撮番組。平成仮面ライダーシリーズ9作目。全48話。最大の特徴は父・音也を主人公とする1986年(過去・原因)と、子・ワタルを主人公とする2008年(現在・結果)が交互に描くスタイル。謎も多く、ワクワクしながら見てたけど......中盤以降は迷走し、やっつけ最終回で幕を閉じた。
なにかトラブルがあって初志貫徹できなかったのか? それともよく考えずに作っちゃったのか? どうして平成仮面ライダーはいっつもこうなんだッ!
どうにも不満なので、28話あたりで私が期待したストーリーを書き出してみた。

仮面ライダーキバ
仮面ライダーキバ

第1章 ポーン

1986年 / ハンター・ユリの戦い

夜の町で、美女が魔物を狩っていた。彼女の名前はハンター・ユリ。母を殺したファンガイアを憎み、皆殺しにすると誓っていた。
「おまえ、いいにおいがする。たまらん。喰わせろ-!」
ユリは美しいだけでなく、ファンガイアを引き寄せる芳香を放っていた。その体質を利用してファンガイアを見抜き、おびき寄せ、ケイスケがライフルで仕留める手はずになっていた。しかしユリはいつも独断専行するので、ケイスケは気が気でなかった。

仮面ライダーキバ
ユリは跳ねっ返りのハンター

2008年 / ハンター・メグミの戦い

夜の町で、美女が魔物を狩っていた。彼女の名前はハンター・メグミ。母(ユリ)を殺したファンガイアを皆殺しにすると誓っていた。
「おまえ、いいにおいがする! たまらん。喰わせろ-!」
メグミは特殊な香水をつけていた。青空の会は22年の研究によって、ファンガイアを引き寄せる「誘魔香」を開発していた。「天然物じゃなーい」と怒るファンガイア。自尊心を傷つけられ、苛烈な攻撃を浴びせるメグミ。たまらず逃げ出したファンガイアを待っていたのは、仮面ライダーキバだった。
「キバの鎧? まさか、あ、あなたは、王?」
キバは無言でファンガイアを撃退し、去ってしまう。遅れて現場に到着したユリは舌打ちする。
「またキバが現れたのね!」
キバの鎧は、ファンガイアの王がまとうとされる。しかしなぜか、キバは同族のファンガイアを狩っていた。

仮面ライダーキバ
現代のキバはファンガイアを狩っている。

1986年 / 音也との出会い

ある日、ユリは紅音也(おとや)に口説かれる。音也は天才ヴァイオリニストだが、なぜか音楽家の道を捨て、その日暮らしをつづけていた。
「軽薄な男は嫌いよ!」
ユリは徹底的に拒絶するが、音也は意に介さない。ファンガイアが出現しても、マイペースを崩さなかった。
ユリが属する「素晴らしき青空の会」では、ファンガイアの目撃者は記憶を消す決まりになっていた。しかし音也には薬が効かなかったため、やむなく監視下に置くことにした。

仮面ライダーキバ
音也はユリに惹かれる

2008年 / ワタルとの出会い

ある日、メグミは紅ワタルと出会う。ワタルは有名なバイオリン職人だが、それ以外は引っ込み思案の駄目人間だった。日々の生活は「ワタルの保護者」を自称する幼女・シズカが面倒を見ている。
メグミはワタルを一人前の男にするよう、あれこれ干渉しはじめる。しかしメグミも自堕落な人間なので、炊事洗濯ではシズカに負けてしまう。メグミは、つねに高みから見下ろすシズカが苦手だった。
ファンガイアとの戦いをワタルに見られたことから、メグミは家族のことを話した。母ユリはファンガイアに殺され、父ケイスケは存命の一般人。数年前に青空の会の存在を知り、ハンターになったのだ。メグミは、すべてのファンガイアを憎んでいた。その中にはキバも含まれている。ワタルは困った顔をする。

仮面ライダーキバ
ワタルはシズカと暮らす青年

2008年 / ワタルの事情

人畜無害なワタルだが、その正体は仮面ライダーキバだった。
あるとき、メグミはワタルの正体を知る。ワタルは人間とファンガイアのハーフで、父・音也、母・真理ともに行方不明。ファンガイアが本性を現すと、父が遺したバイオリン「ブラッディローズ」が鳴り響き、「戦え!」と命じられるのだ。ファンガイアに「王」と呼ばれても、ワタルに自覚はなかった。ただ、ブラッディローズを超えるバイオリンを作れば、両親が迎えに来てくれると信じていた。
ワタル自身は、ファンガイアに怨みも憎しみもなかった。命じられるままに戦うワタルに、メグミは違和感を覚える。またメグミも、すべてのファンガイアを殺すと誓っていたが、ワタルを例外とする。
キバは人類の敵と認識されていたので、ワタルの正体は秘密とされた。

仮面ライダーキバ
ワタルは戦う理由がわからない。

1986年 / 基礎知識

戦いながら世界観を説明する。

ファンガイア

魔界の吸血鬼一族。かつては地上にいたが、1000年前に魔界に去った。以来、不可侵の掟が守られていたが、30年前に現王が人間界に侵攻する。ファンガイアは人間界を征服するつもりはなく、こっそり人間を襲ってライフエナジーをすすっている。

キャッスルドラン

ファンガイア王家の居城であり、移動要塞。人間界のどこかにある。「素晴らしき青空の会」の最終攻略目標。

キバの鎧(仮面ライダーキバ)

ファンガイア王家に継承される武具。王の意に背くファンガイアを処断するために鋳造された。キバに倒されたファンガイアは彫像となって、キャッスルドランに封じられる。彫像になったファンガイアは、王の許可があるまで元の姿に戻れない。

ライフエナジー

ファンガイアにとって「お酒」のようなもの。なくても生きられるが、あると喜ばれるし、中毒者も出る。ファンガイア王家は人間のライフエナジーを吸うことを固く禁じていた。
ライフエナジーをすすられた人間は消滅してしまうため、殺人の証拠が残らない。
また一部の人間は、とくにファンガイアを引き寄せるライフエナジーをもっている。ユリと、その母親が該当する。

素晴らしき青空の会 / 青空の会

ファンガイアに対抗するために作られた人間の秘密結社。組織名がヘンテコなのは、自然保護のNGOとして登録されているため。世界中に支援者がいて、警察や政財界にも影響力をもつ。メンバーは4つのカテゴリーに分類される。

  • ハンター ... 最前線でファンガイアと戦闘する。
  • アルケミスト ... 武器の研究開発を担う。
  • エージェント ... 諜報活動を行う。
  • パトロン ... 資金や便宜を供与する。

「これだけの組織なのに、ファンガイアに勝てないのか?」と音也は訝る。

沈黙の掟

青空の会の基本方針。パニックを防ぐため、青空の会はファンガイアの存在を秘匿している。目撃者や犠牲者も薬で記憶を奪っている。組織にとって有用な人間はスカウトされる。エージェントが記録を改ざんし、遺族にも真相は伏せられる。
「やりすぎじゃないか?」と音也は疑問をもつ。

仮面ライダーキバ
素晴らしき青空の会が活動を支援する

2008年 / 基礎知識

イクサの鎧

は、青空の会が開発した魔法兵器。希少な部品を使っているため、1体しか存在しない。1986年のイクサはパワーがありすぎて、音也しか装着できない(バーストモードのみで消耗が早い)。
ファンガイアは不死の存在なので、滅ぼすことはできない。イクサに倒されたファンガイアは、光になってどこかに飛び去り、石像や樹木に取り憑く。そして10~30年で復活する。休眠状態のファンガイアを見つける方法はない。ブラッディローズ作戦で大破した。

ブラッディローズ作戦

21年前にあった人間の大反攻作戦。イクサが指揮するハンター部隊がキャッスルドランに乗り込んで、多数のファンガイアを撃退した。ファンガイアに大損害を与えたが、キバの出現によってハンター・ユリとハンター・音也が戦死している。

仮面ライダーキバ
イクサは人間が作った、キバの鎧の模造品。

1986年 / 最初のイクサ

青空の会は新兵器・イクサを開発する。ユリもケイスケも装着できなかったが、音也が装着に成功。ファンガイアを撃退する。青空の会は音也をハンターとして登録した。
こうして音也、ユリ、ケイスケのコンビが結成した。3人は仲良しではなかったが、戦いにおいてはぴたりと息が合っていた。

仮面ライダーキバ
音也が最初のイクサ

2008年 / 最新のイクサ

青空の会に、新たな戦士・名護が配属される。名護は有能なハンターだが、傲慢で、無慈悲だった。ブラッディローズ作戦で大破したイクサの装着者となり、強大なパワーでファンガイアを屠っていく。
当初は嫉妬していたメグミだが、やがて強引なやり方に疑問を抱くようになる。名護はキバを敵視しているため、ワタルの正体は秘密にされた。

仮面ライダーキバ
名護が最新のイクサ

1986年 / 戦いの日々

音也は人間とファンガイアを区別しない。無条件で人間を守ることも、無条件でファンガイアを倒すこともしない。ユリとケイスケは、そんな音也に反感を覚えるが、やがて敬意を払うようになる。

2008年 / 戦いの日々

ワタルは強くなるため名護に師事するが、教育方針をめぐってメグミと喧嘩してばかり。名護はメグミが好きで、メグミはワタルにかまってばかり。奇妙な三角関係ができあがっていた。

第2章 ルーク

1986年 / ルーク撃退、王を探せ

音也は強敵ルークをやっつけ、ファンガイアの情報を聞き出す。ルークは馬鹿なので、ぺらぺらしゃべった。
それによると、ファンガイアの王(キング)が行方不明になっており、統率が失われているそうだ。チェックメイトフォー(クイーン、ナイト、ビショップ、ルーク)が代行統治しているが、反感をいだくファンガイアも多い。大半のファンガイアは、人間界への侵攻を好ましく思っていない。しかし王への忠誠心があればこそ、従っていた。
青空の会は、ファンガイアに先んじて王を探せと指示する。音也は「おれが王になれば平和なんだがなー」と笑う。

2008年 / ルーク撃退、王を倒せ

ワタルは強敵ルークをやっつけ、ファンガイアの情報を聞き出す。ルークは馬鹿なので、ぺらぺらしゃべった。
それによると、行方不明になっていた王が帰還したようだ。よって今ファンガイアを狩っているキバは偽物と判明し、討伐令が出されていた。メグミは「王を倒せば、この戦いは終わるかもしれない」と考える。

2008年のキャッスルドラン。その玉座に座っているのは、白髪の音也だった。

第3章. ナイト

1986年 / 騎士と剣

音也たちは青空の会から新兵器《ザンバットソード》を与えられる。ザンバットソードはファンガイアの武器だが、青空の会が強奪したという。
「これがあれば王を倒せるわ!」
と喜ぶユリ。音也は「どうやって奪ったんだ?」と疑問を抱いていた。
ふとしたことから、音也はナイト(人間体)と知り合う。信頼関係を築いた2人は、戦場でふたたびまみえる。敬意を払いつつも、戦うことを決する2人。
イクサ(音也)のザンバットソードがナイトを撃退する。このときナイトは、音也の太刀筋に王の気配を感じた。

仮面ライダーキバ
ナイトは音也に王の気配を感じる

2008年 / 騎士と王

復活したナイトがキャッスルドランに登城する。玉座は御簾に隠され、ビショップがキングの言葉を伝える。
「ザンバットソードでキバを討ち取れ!」
22年前に自分を貫いた凶器を授かり、武者震いするナイト。しかし姿を見せぬキングに、ナイトは違和感を覚えていた。
ふとしたことから、ワタルはナイト(人間体)と知り合う。信頼関係を築いた2人は、戦場でふたたびまみえる。敬意を払いつつも、戦うことを決する2人。
ザンバットソードは強力だったが、キバ(ワタル)の太刀筋に音也とキングを見たナイトはためらってしまう。形成が逆転するが、キバはトドメを刺さない。
「あなたは、いい人だ」
ナイトは降参し、ザンバットソードをキバに捧げる。キバはエンペラーフォームに上位変身できるようになった。

ファンガイアの幹部が味方になったことに、メグミは戸惑う。ナイトは粗暴だが、人柄は確かだった。ナイトは「いいファンガイア」と認めつつ、メグミはファンガイアへの憎しみが薄らいでいることに苛立っていた。

仮面ライダーキバ
エンペラーフォーム

4. クイーン

1986年 / クイーンの介入

ユリは音也に愛を告白する。そのまま結婚すると思われたが、音也はよそよそしい態度で距離を取りはじめる。戸惑うユリ。怒るケイスケ。そこに謎の美女、真夜(クイーン)が登場し、音也に急接近。三角関係になる。
真夜は音也とバイオリン製作をはじめる。息のあった2人を見て、苛立つユリ。やがてブラッディローズが完成するが、音也は「祈りが足りない」と言う。
ケイスケが写真を撮った。

仮面ライダーキバ
音也と真夜が急接近する

2008年 / 仇の写真

ナイトの証言から、キャッスルドランの位置が判明する。しかし青空の会は攻撃を認めない。メグミは青空の会に疑問を抱く。
青空の会の書庫で、母(ユリ)を殺したファンガイア(真夜)の写真を見つける。
「こいつだけは殺す」
メグミは決意を固めた。

2008年 / 父の遺品

メグミはワタルにモーションをかけるが、シズカに邪魔される。
「あなたの気持ちは恋じゃない。誤解しないで」
と指摘されて、悩むメグミ。名護に相談するが、(メグミが好きな)名護はワタルの悪口ばかり。肩をすくめるメグミ。
「恋がしたいなぁ」

一方、ワタルはブラッディローズを超えるバイオリン製作をあきらめる。どうやっても父の域に届かない。ある日、ワタルの家を訪れたメグミの父(ケイスケ)が、「祈りが足りないんだ」と教えてくれる。ケイスケはシズカとも知り合いで、なにか知っていそうだが、「知らない」と言いはる。

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ワタルは父を越えられるか?

1986年 / 封印解除(1)

「ユリは遊びだったのか!」
ケイスケに追求され、音也は告白する。
「じつは、余命わずかなんだ」
音也は未知の病気にかかっていた。音也が音楽家の道を捨てたのも、自由気ままに過ごしていたのも、そのためだった。治療法がないから、病院に行く意味もない。テキトーに過ごして、テキトーに死ぬつもりだった。
ユリへの気持ちに偽りはない。結婚したいけど、将来を約束できない
「真夜に恋愛感情はないよ。ただ、死にゆく自分の代わりになるようなバイオリンを作りたかったんだ」
秘密が漏れて、ユリがすがってくる。
「たとえわずかでもいい。あなたといっしょにいたい!」
そこに真夜がやってきて、奇妙なことを言い出した。
「音也をファンガイアにすれば、いのちを救ってあげられる。人間として死ぬか、ファンガイアとして生きるかを選びなさい
音也は人間として死ぬと言うが、ユリは、
「ファンガイアでもいいから生きて!」
と訴える。結局、治療を受けることになった。

仮面ライダーキバ
音也は余命わずかだった

2008年 / ワタルの人間不信

いくつかの失敗を経て、名護は人間的に成長した。ワタルの正体を知って混乱したが、仲間と認める。青空の会にも理解してもらうため、名護はワタルの詳細なレポートを提出した。そのレポートは、ビショップの手に渡っていた。
ワタルの前にビショップ(人間体)が現れて、
「きみを、ファンガイアの王として迎えたい」
と申し出る。ワタルは信用できないと拒否。するとビショップは、「ならば力を貸してほしい」と訴える。ファンガイアが人間に狩られていると言うのだ。
教わった場所に行ってみると、人間の権力者たちがファンガイアを捕らえ、その血肉を喰らっていた。不老長寿が得られると思っているのだ。その醜悪さにワタルの怒りが爆発する。あやうくキバで殺しかけるが、名護とメグミに止められる。
「人間に守る価値はあるんですか? ファンガイアは絶対的な悪なんですか?」
きちんと答えられない名護とメグミ。
「無理に歩調を合わせる必要はない」とシズカ。シズカの精神年齢が高いことを認めた名護とメグミは、敬語を使うようになっていた。
「回答を聞かせてくれ」
ふたたびビショップと対面する。ワタルはハッキリ拒絶する。
「どっちが正しいかはわからないけど、あなたは信用できない」
ビショップは引き下がった。
後日、ビショップの命令でシズカが誘拐されそうになるが、返り討ちにあう。シズカは、ファンガイアより強かった。ナイトはシズカの正体に気づいたが、口止めされる。
「まだ秘密よ」
「かしこまりました」

1986年 / 封印解除(2)

魔方陣が描かれ、呪文が詠唱される。真夜が説明する。
「音也の体調不良は、病気のせいじゃない。封印が施されているの。
 その封印が解けるとき、あなたたちはもう1つの真実を知る」
儀式が終わると、音也の髪が真っ白になっていた。記憶と能力が戻った音也は気づいた。
「おれは、ファンガイアの王だ!」

第5章 ビショップ

1978年 / 30年前の回想

音也は記憶を取り戻した。
30年前、ビショップにそそのかされて人間界に侵入したが、すぐ過ちに気づいて撤収を命じる。しかしビショップの裏切りで重傷を負わされる。

仮面ライダーキバ
ビショップは裏切り者だった。

1978年 / 紅家

傷ついた王を救ったのは、魔術師一族である紅家だった。紅家は王の記憶と能力を封印し、「音也」の名を与えて養子にする。人間とファンガイアの共存を願ってのことだった。
音也は音楽家になったが、体調不良によって断念。家を出てふらふらしているところで、ユリと出会った。
青空の会の薬が効かなかったのも、イクサの負荷に耐えられたのも、王であればこそ。戦いの日々でファンガイアの血が目覚め、封印がゆるんでいたのだ。

1986年 / 封印解除(3)

ファンガイアの血が目覚めたことで、音也はユリに「食欲」を感じた。クイーンは、キングがユリを殺すと確信していたが、音也は堪えきった。
2人の絆は強まり、結ばれる。本能に打ち勝つと、音也の髪が黒くなった。
クイーンはあきれ、身を引く。
ケイスケもユリに告白し、身を引く。
「お幸せに!」

仮面ライダーキバ
音也は血の誘惑に勝った。

2008年 / 紅家訪問

音也の父、ワタルの祖父にあたる老人と面会する。紅家は、音也がファンガイアであることを知っていた。紅家は、「青空の会は不審な点が多い」と指摘する。名護は反感を覚えるが、調べてみることに。

1978年 / ビショップの回想

8年前(現代から30年前)、ビショップはライフエナジー中毒になる。王をそそのかし、キャッスルドランを人間界へ侵攻させる。怒った王を放逐するが、キバの鎧を手に入れることに失敗する。青空の会を作って、人間の動きをコントロールする。ビショップの目的は支配ではなく、ライフエナジーの搾取だった。

  • 人間の手によって、ファンガイアの証拠を隠蔽する。
  • 人間たちの団結を防ぐ。あるいは察知する。
  • 命令に従わないファンガイアを探し、始末する。

2008年 / 本当の敵

イクサには、ファンガイアの部品(キバットバットII世)が使われていた。青空の会はビショップが作った組織だった。青空の会とイクサを神聖視していた名護は、打ちのめされる。名護とメグミは青空の会を離脱した。

1987年 / 音也とユリの結婚

音也とユリの結婚式が行われた。ユリは身ごもっていた。
挙式後、音也とクイーンが武装する。キャッスルドランに乗り込んで、ビショップを倒すためだ。ケイスケは反対するが、
「これは王の務め。名付けて、ブラッディローズ作戦だよ」
とうそぶく。
音也はケイスケにイクサを託した。

1987年 / ブラッディローズ作戦

音也とクイーンがキャッスルドランに乗り込む。キバ(音也)とビショップが対峙すると、ビショップはイクサに変身した。
「イクサの鎧は青空の会にあるはず?」
混乱する音也。そこに青空の会のハンターたちが突入する。彼らは、音也の声でしゃべるイクサに従って、キバを攻撃する。青空の会のメンバーと戦えないキバ(音也)は劣勢に。
追い詰められたキバ(音也)。背後から、クイーンの剣が突き刺さる。しかし最後の力を振り絞って、キバはイクサを撃退し、戦場を離脱した。
ビショップは大破したイクサの鎧を脱ぎ捨てる。青空の会は、イクサ(音也)が戦死したと判断した。

仮面ライダーキバ
キバが味方で、イクサが敵だった。

2008年 / シズカとケイスケが真相を語る

青空の会が人類の敵と知ったワタル、メグミ、名護、ナイト。欠けている部分を、シズカとケイスケが語る。
「私はクイーンよ」シズカが正体を現した。驚くメグミ。真夜は母の仇だが、青空の会の情報は信じられない。
「どこから話せばいいのか」

1987年 / (回想)ブラッディローズ作戦の真相

キバ(音也)を救ったのはクイーンだった。背後からキバを襲ったクイーンは、変身能力のあるファンガイア。現在は王の替え玉をしている。
音也は、キバの鎧(キバットバットIII世)を解放。音也の魂が光となって飛び、ブラッディローズに宿った。休眠状態のファンガイアは誰にも検知されない。

1987年 / (回想)ブラッディローズ作戦の4年後

ユリは2人の子どもを授かり、身を隠していた。ワタルとメグミは姉弟だった。そこへクイーンが訪れて、ユリを殺害する。クイーン(変身能力を持ったファンガイア)を、クイーンが倒すと、ケイスケも駆けつけた。
ケイスケは裏切っていなかった。ユリを守るため、「クイーンに殺された」と証言したのだが、尾行されていたのだ。
ケイスケは青空の会を引退し、子どもを育てることにした。ところがワタルに王の印が浮かんだため、クイーンが引き取った。
メグミはケイスケが父となり、人間として育てられた。
ワタルはクイーンが母となり、ファンガイアとして育てられた。
クイーンの姿はワタルに恐怖を与えるので、シズカに変身した。

第6章 キング

2008年 / 決戦

ワタルはすべてのファンガイアに宣言する。
「ぼくはワタル。ファンガイアの王位継承者だ。30年前の人間界侵攻は、父の本意ではなかった。父はビショップに討たれたが、その魂はぼくに宿っている。
 これより反逆者ビショップを成敗する!
 人間を友とするファンガイアは、我が下に来たれ!」

ビショップは青空の会の一部を取り込んだが、ファンガイアの大半はワタルに味方した。ビショップは名護の血を吸って、キバ(ワタル)と戦わせるが、メグミの機転によって窮地を脱し、協力してビショップをやっつけた。

仮面ライダーキバ
ワタルは王となり、ビショップ討伐を宣する。

2009年 / エピローグ

2009年になり、ブラッディローズから父・音也が復活する。ユリが死んでいることを悲しんだが、ワタルの成長を喜んだ。
子(ワタル)は王となり、ファンガイア一族を魔界に連れ帰ることに、
父(音也)は人間界に残って、人間界で暮らすファンガイアを支えることにした。
メグミは名護と結婚し、双方の世界をつなぐ仕事に就いた。いつか、2つの世界が1つになることを願って。

おわり

とにかく音也とユリに結ばれてほしかった。そこが起点だ。あれだけ言い寄っておきながら、他人の女房に手を出すなんて、子ども向け番組として絶対、ダメ!
書き出してみると、思いのほか長かった。1年・全48話もあると、ストーリーをコントロールするのは難しそうだ。脚本家の苦労がしのばれる。

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