筑波サーキット / 流し撮りに挑戦

2005年 茨城県 カメラ
[WGS84] 36.151243, 139.921317 - Google Earthで開く(kml)

日曜日は、筑波サーキットに行ってきた
そこで、オートバイとレースクィーンの写真を撮ってきた。

目的は写真

正直なところ、オートバイやレースクィーンそのものに興味はない。高速に移動するものポーズを決めてくれる人物を撮影してみたかっただけだ。それに私は出不精なので、お誘いがあればどこへでも行く。
「なんだかよくわからんが、行ってみるか」
そんな、軽い気持ちで参加してしまった。

とにかく疲れた

夜明け前に合流、現地に到着したのは午前7時。それから10時間にわたってステージショーやピットウォーク、レースや表彰式などを見てまわった。一日中、ほぼ立ちっぱなしだった。
天気も不安定で、つらかった。朝は息が白くなるほど寒く、さらに雨が降って凍えそうになる。しかし午後になると快晴となり、暑くなって汗だくに。ところが傘と上着を脱ぎ捨てると、にわかに暗雲がたれこめ、ふたたび雨と風。もう惨々だった。

生まれて初めてピットウォークに入りました
※生まれて初めてピットウォークに入りました

黒侠の目的

黒侠は、もっと悲惨だった。
夜勤明けだったらしく、不眠不休でがんばっていた。途中、何度か意識が混濁状態になり、わけのわからないことをつぶやいていた。
そこまでして、なにを得たかったのか。

流し撮りに挑戦
※流し撮りに挑戦

黒侠には、お目当てのレースクィーンがいた。
その娘を撮影するために...今日はやってきたのだ
ところが、幾つかのトラブルがあって、その娘とスレ違ってしまう。結局、ステージで撮影できたのはわずか1分ちょい。ステージ外でも何枚か撮影できたようだが、払った努力を考えると、あまりにも短い時間だった。
なんだかよくわからないが、頭の下がる思いである

耳をつんざくエンジン音
※耳をつんざくエンジン音

最後のレースが終了し、夕暮れになった。
観客たちも帰途につき、サーキット場をつつむ喧噪はしだいに晴れていった。私たちも、その流れに身をゆだねながら、筑波をあとにした。

今日のレースは終わった
※今日のレースは終わった

仲間でないものは立ち入るべからず

私はまぁ、楽しめた。
だけど、レースを応援しに来た人たち(観客)や、レースクィーンを撮影しに来た人たち(カメラ小僧)のような一体感、高揚感は得られなかった。
逆に、黒侠のように憔悴しきって、肩を落とすようなこともないけどね。

レースが目的である人々
※レースが目的である人々

(仲間じゃないなら、あまり、あーゆーところに行くべきではないのかも)

運転しながら、そんなことを考えた。