ヤセの断崖 / 自殺の名所と言うが、かなり怖い
2006年 石川県 #北陸ドライブ 景勝地 海辺「ヤセの断崖」は、自殺の名所として有名らしい。
そこかしこに自殺を思いとどまるよう警告する立て札があった。
ここは故・松本清張の代表作とも言える推理小説「ゼロの焦点」の舞台らしいのだが、あいにく読んだことがないので格別な感動はなかった。
手すりがない
実際にのぞいてみると、かなり怖かった。
海面まで55mの高さがあるのに、手すりがまったくないのだ。
※カクッと膝が抜けたら、一巻の終わりだ
※手すりはまったくない
ホントに自殺の名所なの?
自殺しようと思ったことがないのでよくわからないが、ここから飛び降りるのは相当の勇気がいるぞ。飛び降りたとしても、岩場に頭や身体をぶつけて、かなり痛そうだ。
ほかにもっと気楽な死に方があるんじゃないか?
──ふと考える。
(ここは自殺の名所じゃなくて、事故の名所ではなかろうか。
行政は事故死を自殺として処理してるんじゃないのか?)
真実はわからないが、とにかく怖いところだった。
※岩場そのものも崩れてしまいそうだ
※突風が吹いても終わりだな
じつは、手すりはあるといえばある。
ただ崖っぷちから遠いので、みんな乗り越えてしまうのだ。「崩れる危険があるから、手すりを乗り越えるな」という立て札もあったけど、ここまで来たら崖から下を見てみたいから、みんな乗り越えてしまうのだ。
なるべく安全にスリルを味わいたいのじゃ。