むさしの自然観察園(北町ビオトープ)を見学

2008年 東京都:都下 公園 植物園
[WGS84] 35.716834, 139.576248 - Google Earthで開く(kml)

コースの終盤で、「むさしの自然観察園」なるところを見かけた。

マップに案内はないが、無料らしいので立ち寄ってみる。自然回復の拠点として、自然環境について学ぶ場として、2005年にオープンした施設らしい。
敷地に入ると係員さんが「案内しますよ」と声をかけてきた。今日はウォーキング参加者が多数、訪れたんだろうな。いろいろ説明してもらいながら見学した。

チョウが舞うケージ

施設の目玉は巨大なケージ。温室のように見えるが、内部の温度は外と変わらない。風や外部の虫を避けるためのものかな? ケージ内ではいろんな植物、昆虫(チョウやホタル)が飼育されていた。虫の幼虫やさなぎがあると思うと、なんだか緊張してしまう。

むさしの自然観察園(北町ビオトープ)を見学
※いろいろな植物や昆虫が飼育されている

むさしの自然観察園(北町ビオトープ)を見学
※ケージ内を歩く

バショウの花

ケージのとなりにバショウの花が咲いていた。バナナに見えるが、バナナではないそうだ。ちょっと大きなカマキリがくっついている。花の蜜が甘いので、虫が寄ってくるんだって。
地面に花びらが落ちていたけど、黄色いゴムに見えた。

むさしの自然観察園(北町ビオトープ)を見学
※バショウの花:カマキリがくっついている

ナンバンギセル(南蛮煙管)

それと奥の方でナンバンギセルを見せてもらった。ススキの根に寄生する植物で、あざやかなマゼンダの花をつける。黒いのは咲き終えた花だ。
その形状が南蛮人がタバコを吸うときに使うパイプに似ていることから名付けられたらしい。薬用植物の1つ。

むさしの自然観察園(北町ビオトープ)を見学
※ナンバンギセル(南蛮煙管):1輪だけ咲いている

■むさしの自然観察園
[所在地] 武蔵野市吉祥寺北町3-13
[連絡先] 0422-55-7109
[開園] 2005年7月
[URL] https://www.shizenjuku.org/kansatsuen/kansatsuen.htm

「ビオトープ」と銘打つにはやや規模は小さいが、係員さんの説明もあって、楽しく見学できた。係員さんの説明がなければ、さっぱりわからなかっただろうな。
さて、ウォーキングコースに復帰して、また歩き始める。
このあたりは宅地と農地がモザイク状になっている。農地に咲いているのは、「吉祥寺ウド」だろうか。

むさしの自然観察園(北町ビオトープ)を見学
※ウド(独活)の花

千川上水に沿って歩き、武蔵関公園を抜け、東伏見駅に到着する。
こうして私たちの「第10回私鉄リレーウォーク第4区」は終了した。