はるばる来たぜ、福江島

2009年 長崎県 城下町 灯台 祭り 郷土資料館
[WGS84] 32.695971, 128.851299 - Google Earthで開く(kml)

16時15分──長崎港を出て4時間後、九州商船フェリーは福江島に接岸した。

フェリーを下りて、地面を踏みしめる。ふつうのアスファルト。信号があって、横断歩道もある。当たり前なんだけど、なんとなく確認してしまった。「東シナ海に浮かぶ福江島」と表現しても、大地が浮いているわけじゃない。ターミナルで観光ガイドを入手した私たちは、「五島つばき祭り」が開催されている福江武家屋敷通りふるさと館に向かった。

奈良尾港→福江港
※福江港ターミナル

奈良尾港→福江港
※常灯鼻(じょうとうばな):福江城を築く際の防波堤と灯台の役割のため築かれたもの

奈良尾港→福江港
※五島観光歴史資料館

福江武家屋敷通りふるさと館

福江武家屋敷通りふるさと館は、市指定史跡「福江武家屋敷跡」に設置された郷土資料館。入場無料。城下町の模型や写真などが展示されている。つばき祭りで、さまざまなつばきが展示されていた。
道すがらパンフレットをよく読むと、五島椿まつりで『しまのかがり火』や『福江城蹴出門ライトアップ』、『かき焼屋台』、『いかだ釣り大会』などが開催されるものの、どれもタイミングが合わない。ちょうど休みだったり、私たちが去ったあとに開催されたり。うーん、イベント開催期間中に訪れたはいいが、タイミングが合わなかったか。

奈良尾港→福江港
※幻の名花「玉之浦」かな

奈良尾港→福江港
※宿はどっち?

奈良尾港→福江港
※家屋敷通り:藩政時代の武家屋敷

奈良尾港→福江港
※石垣塀のこぼれ石:合戦の際に石つぶてに用いる

もうすぐ17時。公共施設はみんな閉じてしまう。
わざわざ1本早めの船に乗ったけど、あんまり意味がなかった。これならもっと長崎を観光すればよかったのではないか。と頭では思うものの、疲れた身体は言うことを聞いてくれなかったし、終わったことを考えても意味はない。今夜の宿、ビハーラ五島に向かうことにした。