多摩動物公園 / 平和なチンパンジーの森

2006年 東京都:都下 動物園
[WGS84] 35.652841, 139.399874 - Google Earthで開く(kml)

チンパンジーの暮らしもよかった。

多摩動物公園には「チンパンジーの森」というエリアがある。
小高い丘に、せせらぎやジャングルタワーなどがあって、けっこう広い。ここのチンパンジーたちがとても賢く、元気で、お茶目だったので、ついつい見とれてしまった。

びっくりするほど賢い

チンパンジーの知能は高い。
という知識はもっていても、実際に間近で見ると感心してしまう。
落ちてる小枝を使ってケース内の果物を引き寄せたり、鉄の棒でナッツを砕いたり……。あいにく見ることはできなかったが、自動販売機にコインを入れてジュースを飲むこともできるらしい。
そのへんの人間の子どもより賢そうだぞ

UFOキャッチャーから果物を取る
※UFOキャッチャーから果物を取る

ふつうに道具を使いこなす
※ふつうに道具を使いこなす

細かな作業も上手だ
※細かな作業も上手だ

感情表現が豊か

ただ賢いだけじゃなく、好奇心も旺盛で、とてもお茶目だ。
たとえば、彼らはまっすぐ歩かない。すぐなにかに気をとられて、遊びはじめてしまう。同じ作業を淡々とつづけるのは苦手らしい

ふらっと遊びはじめる
※ふらっと遊びはじめる

段ボールや木の枝のような、どうでもいいものでよく遊ぶ
とりわけ段ボールはお気に入りで、かぶったり、破ったりと忙しい。ほかのチンパンジーも大好きだから、取り合いのケンカも起こる。まぁ、じゃれているだけかもしれないが。

段ボールが大好き
※段ボールが大好き

ゆったりした時間

裏手にまわると、日陰で涼んでいる集団を発見した。
なんとも平和だねぇ。

なにを語らっているのかな?
※なにを語らっているのかな?

甘えっ子?
※甘えっ子

気ままに生きている
※気ままに生きている

なんだか、うらやましい。
都市生活でなくしてしまった人間らしさを、チンパンジーに教えられたような気がする……というのは大げさかもしれないが、まぁ、そう感じたわけだ。

チンパンジーを観察する人間
※チンパンジーを観察する人間

ほんと、人間はなんのために生きているんだろうねぇ。