布施弁天にお参り

2008年 千葉県 建物:社寺・史跡
[WGS84] 35.899097, 140.004991 - Google Earthで開く(kml)

あけぼの山公園に隣接する布施弁天に立ち寄った。

布施弁天は高台にあった。木々に覆われ、荘厳な佇まいである。白い桜門(ろうもん)が印象的。これは弁天様にちなんだ竜宮造りであるらしい。

布施弁天にお参り
※しとしと雨が降っていた

紅龍山東海寺(布施弁財天)、または秦野福寿弁財天

真言宗豊山派(ぶざんは)のお寺。江ノ島、浅草と並んで関東3弁天の1つと称されている。また楼門、鐘楼、本堂は柏市の指定文化財に指定されている。あけぼの山公園と併せて、柏市有数の観光スポットらしい。社叢は桜だから、春はさぞかし華やかだろうな。
石造りの階段を登ると、朱色の本堂が見えた。お参りしていこう。ここは寺だから、二礼二拍手一礼ではなく、合掌のみ

布施弁天にお参り
※朱色の本堂

布施弁天にお参り
※右は龍だが、左上は象だろうか?

布施弁天にお参り
※屋根の下に不機嫌そうな鬼がいた

めずらしい多宝塔式鐘楼

本堂の横にある建物は、円筒形の台座に載っていた。鐘楼だってさ。変わったかたちをしてる。この鐘はいまも衝かれているのかな?

布施弁天にお参り
※台座(基坦)と本体は円筒形、屋根は方形

調べてみたら、「多宝塔式」と呼ぶそうだ。多宝塔は二重の構造をもつ宝塔で、方形と円筒形を組み合わせている。私たちは見落としちゃったけど、鐘楼の基部には十二支の彫刻が施されていたらしい。

布施弁天にお参り
※鐘楼と本堂、奥に見えるのが三重の塔と桜門

日本の古い建物をたくさん見てきたので、見るところが変わってきた。でもまだ建築様式とか、建物の部位名称はわからない。熱心に勉強するほどの興味はないが、自然と覚えていくのはおもしろそうだ。

■布施弁天
[創建] 807年(大同2年)
[住所] 千葉県柏市布施1738