日本寺から鋸山を登る / 驚異の絶壁
2011年 千葉県 #鋸南・水仙ハイキング 山・渓谷 山頂 建物:社寺・史跡 景勝地午後の部──鋸山ハイキングをはじめよう。
もうすぐ14時。昼飯を食ってないが、今から登らないと日が暮れるかもしれない。なんせ私たちの足はのろいだから。
問題はもう1つある。どう登って、どう下りるか、だ。
鋸山と日本寺
鋸山は北と南で異なる顔をもっている。浜金谷駅(北)から入るとハイキングコースになるが、保田駅(南)から入ると日本寺の境内が待っている。趣が大きく異なる。
今回は車なので、駐車したところに戻らなくてはならない。あれこれ悩んだ結果、日本寺の東口から登って、戻ってくることにした。
※日本寺大仏
※胸に疵があります
※でかいー
羅漢エリアを越えて
日本寺の拝観料は600円。日本寺大仏を見たあとは、千五百と多数の羅漢様が点在する中腹(羅漢エリア)を登っていく。スポットごとに立て札があるから、現在地を把握しやすい。
※羅漢様がいっぱい
羅漢様は多種多様で、ちょっとしたくぼみにも置かれているから驚かされることもある。昔の人にとっては、ここはアミューズメントパークのようなものだったかもしれない。
※参道は登ったり、下りたり
山頂展望台
1時間ほどで山頂に出た。登りはつらかったけど、意外に早く到達できた。が、筋肉のダメージは甚大だ。息も上がって、苦しい。山頂展望台でゆっくりしていたら、風に吹かれて身体が冷えてしまった。
しかし眺望は素晴らしかった。登ってきた甲斐がある。元旦は朝5時から開門し、ご来光を拝めるそうだ。いいかも。
※山頂展望台に到達した
※東京湾フェリーが久里浜に渡っていく
山頂から突き出た岩場は、実際にそこに立つより、横から見る方が怖い。
突端で若いカップルがいちゃついていて、男が手すりから身を乗り出していた。女が怖がるたび、男がはしゃぐ。おいおい、そんな手すりを信じちゃっていいのか?
※突き出した岩場
※いちゃつくカップルにひやひや
日本寺から登ってくると、山頂の北川が切り立った崖であることに驚く。まるで山の半分が削り取られたようだ。
突き出た岩場は2つあって、海側にあるのが「地獄のぞき」らしい。どんなところか見たあとだと、足がすくむようになる。
※切り立った断崖だ
※地獄のぞき
山頂からの眺めを堪能したら、石切場跡に彫られた百尺観音を拝観する。これまた大きい。見上げると、地獄のぞきがあった。つまり百尺観音があるここは地獄だったのか?
※百尺観音の前で記念撮影
※石切場から見上げる地獄のぞき
北側に下山せず
当初の計画では、車力道コースを下りて、鋸山ロープウェイで山頂に戻るつもりだった。すべてを余さず見たい気持ちもあるが、コースが大回り過ぎるし、疲れすぎた。
なので少し下りたところで、引き返すことにした。
※足がガクガクだ
※石切場が見える
ぎっくり腰にならないよう、慎重に下りていく。こりゃ、引き返して正解だ。そして、日本寺から登ったのもよかった。
※乾坤稲荷の石狐 佐助稲荷神社を彷彿させる
※梅が咲き始めている
東口にもどって車のエンジンをかける。海に出たとき、ちょうど夕日が見えた。鋸南は「花と夕日の街」らしいが、なるほど絶景ポイントは多そうだ。アングルを研究したい気もするが、いまは疲れすぎている。帰ろう。
※鋸南の夕焼け
こうして鋸南水仙ハイキングは終了した。
未明に出発して、うまく時間を使えたと思うが、体力がおぼつかなかった。体重を減らして、足腰を強化しなければ。
鋸南・水仙ハイキング(日帰り) | |
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計画 | |
01/13 |