月崎駅 / 私のStand By Me
2010年 千葉県 #養老渓谷ハイキング 交通:鉄道養老渓谷に入る前に、月崎駅に立ち寄った。
養老渓谷に向かう道から分岐するところで、記憶がよみがえった。ここだ。ここを歩いたことがある! 28年前の夜、私は友だちと3人でここを歩いて、月崎駅に向かったのだ。
思い出の月崎駅。せっかく養老渓谷に来たのだから、今どうなっているかを見ておきたい。
変わったけど、変わってない月崎駅
駅舎を見た瞬間の感覚を、どう表現すればいいだろう?
(あれ? こんなんだったっけ?)と感じながら、(あぁ、こんなところだった)と納得してる。そして、駅舎を見る前にどんなイメージを抱いていたかは、もう思い出せない。古い記憶の場所を訪れると、誰しもこんな感覚に襲われるのだろう。
月崎駅は無人駅。はじめて訪れる嫁にとっては、なんでもない、やや不気味な駅でしかない。
※2010年の月崎駅
月崎駅にイルミネーションが!
よく見ると、なにやら飾り付けがされている。クリスマスイルミネーションのようだが、星のマークは異教徒のシンボルに見える。こんなへんぴなところだと、寒々しいな。夜はどうなるんだろう?
※なんじゃ、こりゃ?
※クリスマスイルミネーションをやってるようだ
※相変わらず無人駅
月崎駅について
Wikipediaによると、月崎駅が開業したのは1926年(大正15年)で、1967年(昭和42年)から無人駅になっているそうだ。月崎駅の1日平均乗車人員は、わずか15人。なんでこんなところに駅を作ったんだ? と思うところだが、ここに駅があったので、私たちは無事に帰ってこられたのだ。
※養老渓谷駅はこの先、2つ目(5.1km)
※五井駅はこの先、14つ目(29.8km)
※あのときは、周囲をよく見る余裕がなかったなぁ
もう歩けないルート
粟又の滝から月崎駅まで、どこをどうやって歩いたんだろう? Google Mapを開くが、さっぱりわからない。車だと12kmくらいだが、最短ルートを歩けたとは思えない。
(あのとき渡った鉄橋をもう一度見てみたい)
と思ったが、車道からは発見できなかった。たぶん粟又の滝から同じルートを歩かないと思い出せないだろうが、この齢で線路を歩くのはやばい。記憶はあやふやだし、風景も変わっているかもしれない。
同じ場所に立っていても、遠くに来たんだなって思う。
※思い出の線路
さて、思い出話はこのくらいにして、梅ヶ瀬渓谷を歩こう。