宗教の勧誘って、どのくらい成功するの?

2011年 政治・経済
宗教の勧誘って、どのくらい成功するの?

午前中、宗教の勧誘がやってきた。

この師走の忙しいときに、と言いたいところだが、まぁ、のんびりしていた時間だったし、チャイムが鳴ったときから予想できていたので、ストレスは大きくなかった。これが、楽しみにしていた荷物の配達時間だったり、就寝中だったらイラッとくるよね。

「今年は東日本大震災など大きな災害がありましたが、そうした不幸を乗り越えるため私たちは力を合わせていかなければなりません。神さ……」
「うちはけっこうです。どうも~」
声はにこやか、しかしきっぱりインターホンを切る。まぎわに相手がなにを言っても無視。あぁ、インターホンって便利だなぁ。なかったころは、ドアを開けて応対しなくちゃいけなかったから、疲れるんだよ。

よく確認してないが、毎回、同じ人、同じ団体が来てるんだろうか? 声の調子や切り出し方が異なるので、いろんな団体が、ローテーションで人を派遣しているのかもしれない。いや、同じ人が懲りずにやってきてるのかもしれないが。

こうした勧誘は、どれほど成果を上げているのだろう?

インターホンによって、断りやすくなった。管理人がいるマンションなら、連続して呼び鈴を押すのも難しい。おまけに近年は、共働き、深夜勤務、居留守などによって、プロの宅配業者でさえ、ドアを開けるのは難しいのだ。
それでも、なんとか話ができたとして、相手を集会に連れて行くなり、聖書などを買わせることができた事例はどれほどあるのか? その宗教団体の構成員は、勧誘によって帰依した人がいるのか? たやすく流される人は、目を離すとべつの勧誘に流されちゃうだろうから、争奪戦になったりするんだろうか?

まぁ、宗教はビジネスじゃないから、成果は度外視かもね。迷える人を救うために呼び鈴を押しているのではなく、迷える人が救われるために、呼び鈴を押しているのか。押される方は迷惑な話だが。

まともな理性があれば、こうした勧誘が迷惑になっていることや、さしたる成果が出てないことはわかるはず。それでも勧誘をつづけるのは、なぜか? まともな理性が残っていないのか? ひょっとして、けっこう釣れるのか?

わからない。わかりたくないが。

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