毎日、果物を食べられるか / 特定保健指導

2011年 生活 スーパーにて ダイエット 健康
毎日、果物を食べられるか / 特定保健指導

毎日果物を食べるのは……意外と難しい。

特定保健指導の動機付け支援プログラムで、「毎日、果物を食べる」という計画を立てた。食事の栄養バランスをとることは、メタボリック対策だけでなく、日々の健康にも必要だ。

食事バランスガイド

「食事バランスガイド」は、1日に「なにを」「どのくらい」食べたらよいかの目安を示したイラスト。主食(5-7sv)>副菜(5-6sv)>主菜(3-5sv)>牛乳・乳製品(2sv)>果物(2sv)という配分になっており、回転するコマのような形になる。
個別面接では、このイラストを見ながら食生活の改善を検討した。

食事バランスはけっこう気をつけているので、あまり改善点がない。以前は主食(ごはん)の量が多すぎたが、いまは節制され、野菜もよく食べている。
そういえば最近、お菓子を食べ過ぎているかもしれない。お菓子・嗜好飲料はコマの紐にあたり、食事バランスに必要なものと見なされない。「楽しく適度に」と記されている。「楽しく適度に」では目標にならない。

仮説:果物を食べれば、お菓子を食べない

そこで、果物を食べることで、お菓子の量を減らすことにした。牛乳・乳製品も増やそうと思ったが、摂りすぎると脂質になるので見合わせた。
食事バランスガイドのイラストをよく見ると、sv(サービング)という単位がある。手のひらに乗るくらいの量が1svになるそうだ。果物の1svは、みかん(1個)、リンゴ(半分)、かき(1個)、なし(半分)、ぶどう(半房)、もも(1個)にあたる。1日の摂取量は2svだから、みかん1個&なし半分とか、リンゴ1個になる。
設定したときは、簡単な目標だと思っていた。

検証:意外と難しい

私は果物もよく食べる。しかし毎日食べているだろうか? 記録してみると、毎日は食べてないことがわかる。みかんやリンゴを買ってくると、すぐ食べきってしまうのだ。机の上にみかんが乗っていたら、ついつい食べてしまうだろう? あれを1日2個までと制限するのだ。

果物の食べ過ぎはそれほど問題ではない。問題は、果物がなくなってしまうことだ。毎日買い物に行けないので、買ってきたその日に食べきってしまうのは駄目だ。毎日、少しずつ食べるのは、まったく食べないとか、たくさん食べることより難しい。

食べない工夫、食べる工夫

みかんのように食べやすい果物は、目の前に置かないようにした。お菓子を食べない工夫と同じだ。リンゴのように手間のかかる果物は、いつ食べるか意識しておく。リンゴを食べるとわかっていれば、食事の量も変わってくるからだ。

まだ生活習慣として定着しない。記録をつづけよう。