たくさん買えば安くなる、とはかぎらない世の中

2013年 政治・経済 Webサービス
たくさん買えば安くなる、とはかぎらない世の中

 単4の充電池が足りなくなったので、Amazonで買うことにした。ブランドにこだわらないので、Amazonベーシックにする。4個パックと8個パックがあったので、たくさん買えば安くなるだろうと8個パックを選んだが、よく見ると8本セットの方が高かった。

Amazonベーシック 充電式ニッケル水素電池
単4形4個パック696円
単4形8個パック1,466円

 単純計算だと、4個パック×2で1,392円になる。常識的には、なんらかの割引があって当然だが、逆に74円高い。なぜだ? レビューを見てみたが、その点を突っ込んでいる人はいない。まぁ、74円くらいどうでもいいか。

 いやマテ。「たくさん買えば安くなる」は常識なんだろうか?

 充電池が4個でも8個でも、配送の手間は変わらない。そもそも配送料を免除しているのだ。こんなミクロな世界に割引があると思うほうが非常識だ。

 カラクリはどうあれ、「たくさん買えば安くなる」と、必要以上の個数を買おうとした自分は戒めておきたい。思い込みは危険だ。「古いから安いはず」とか、「セールだから安いはず」などと流されず、ブツと値札を見て判断しよう。