新宿副都心 / 夜景展望ツアー
2005年 東京都:新宿副都心 夜景 建物:新名所 高層ビルの展望フロア先日、雨で楽しめなかった展望ツアーに再挑戦した。
※新宿野村ビルから見る夕焼け
東京には空がないと言ふ
ところで、このあたりは「新宿副都心」と呼ぶ方が正しいようだ。
東京でも有数の高層ビル密集地帯。高校の頃、初めて訪れたときは、そりゃー驚いたもんだ。風景が縦に長い。なにもかもが洗練されていて、未来都市のようだった。「智恵子は東京には空がないと言ふ」といった感じだ。
──あれから十数年。
今じゃ毎日通過する駅なので、さすがに慣れてしまった。秋葉原より、新宿に来る回数の方が多い。そんな私だが、このエリアに4つの無料展望室があるとは知らなかった。灯台デモクラシー。
今年は「むやみに遠くに行かず、近場を再発見する」がテーマなので、登ってみることにした。
新宿住友ビル(52階建て:200m)
高層ビル群の端っこにあるため、遠くまで見通すことができるが、夜景はちょっと寂しい。ロビーは明るいので、夜景撮影には工夫が必要。
ここは、三角形をしたビルそのものが興味深い。エレベータホールから見上げる吹き抜けは壮観。
※遠景を楽しむ新宿住友ビル
新宿センタービル(53階建て:223m)
新宿駅、新宿御苑、明治神宮、代々木公園などがある南方向が一望できる。展望スペースは窓2つ分と狭いが、眺めは素晴らしい。狭くて暗いので、夜景撮影には向いている。
※夜景撮影に適した新宿センタービル
※ここから見おろす新宿駅はオモチャのようだ
新宿野村ビル(50階建て:205m)
住友ビルとほぼ同じ西方向。ランドマーク的なものが少ないので、夜景はいまいち。昼間なら富士山や丹沢、秩父連山までが見渡せるだろう。展望ロビーはかなり明るいため、夜景撮影は難しい。
※秩父方向を臨む新宿野村ビル
新宿都庁ビル(48階建て:243m)
ほかのビルの展望ロビーも悪くはないが、やはり都庁がナンバーワンだ。高さ、広さ、見渡せる範囲、雰囲気すべてが勝っている。東京に住んでいるなら、一度は訪れておくべきだろう。
新宿副都心は夜景の宝庫
おすすめは、夕方から夜にかけての時間経過を楽しむコース。都庁(南)にはじまり、都庁(北)に終われば最高だ。日が暮れたらビルを出て、通りを眺める。街灯が点り、人の流れが変わる。高層ビル群も、昼間とはちがった佇まいを見せる。
そしたら、また展望ロビーに登って夜景を見る。これ、最強♪
このエリアは、狭いように見えてあんがい広い。
ビルとビルのあいだを行き来するには、時間もかかるし、迷うこともある。階段や回り道も多いから、けっこう疲れる。なので、時間には余裕をみておいた方がいい。でないと私のように、あわただしいツアーになるよ。
ともあれ、新宿副都心を制覇した。
次は、やはり先日パスした池袋サンシャインであろう。