創作 / 夢日記 (42) 夢は不作為の創作ではなく、結実しなかった思考の残滓であろう
第12夜:サソリとアイスの当たり棒の関係
1996年ごろの話、私は毎週末、友人宅で遊んでいた。 そこにはゲームセンターで知り合った十数名の友だちが集まっていた。金曜夜、閉店までゲームセンターで戦って ...more
第10夜:宴の終わり
「さて、そろそろ帰りましょうか」 彼女はそう言って、席を立つ。そうだねと返事をして、私も店を出た。 てくてく歩く。 これといった話題も思いつかないので、無 ...more
第09夜:明晰夢の悪夢
「これは夢だ」と自覚する夢を、明晰夢と呼ぶ。 明晰夢(メイセキむ:Lucid Dream)または自覚夢、覚醒夢 明晰夢の内容は、みている本人がある程度コントロ ...more
第08夜:長電話する夢
「ご無沙汰です。最近、どうですか?」 昔の仕事仲間から電話がかかってきた。この声を聞くのは何年ぶりだろう? 20世紀から電話がかかってきたようなもんだ。なつか ...more
第07夜:タイムスキップ
数年ぶりに再会した友人は、驚くほど老けていた。 「老けた」という形容では足りない。 モジャモジャに伸びた髪とヒゲは浮浪者のようだし、落ちくぼんだ眼窩やシワ ...more
第06夜:親父が見た夢
昔、親父からこんな話を聞いた。 ある日、親父は地方に出張していた。取引先との打ち合わせが終わり、同僚と旅館に泊まることになった。そこで親父は、夢を見た。 ...more
第05夜:最後の1本
夜、布団で寝ていると、足がツった。 強烈だった。ビキビキと足の健が引きつる。しかも4本ある足のうち、3本までツってしまった。痛くて、とても寝ていられない。 ...more
第02夜:2本目の最終電車
「あぁ、最終電車が行っちまったぁ!」 ホームから走り去る電車を見ながら、私は途方に暮れた。時刻は深夜。ほかに客はいない。次の電車もない。ホームは静まりかえって ...more
第01夜:ザ・マンション
気がつくと、マンションの一室にいた。 室内には、私のほかに数名の男女がいる。みんな知らない人ばかりだ。私が目覚めたことに気づくと、彼らは状況を説明してくれた ...more