緑豊かな御岳山ハイキングコース
2006年 東京都:都下 山・渓谷 滝もう行きたくないし、また行きたいと思ってる。
御岳山ハイキングコースは、勾配はキツかったけど、景観は素晴らしかった。緑と水に満ちた、清らかなコースだった。惜しむらくは私たちの体力が尽きて、景色を見る余裕がなかったことだ。それゆえ、また訪れてみたいと思うし、もうたくさんとも思っている。
またいつか訪れる日のために、コース中の名所について書き留めておきたい。
七代(ななよ)の滝
山道をえんえん歩いていくと、天狗岩というところに出た。ここから200mほど外れたところに、七代の滝があるらしい。
(200mくらいなら、行ってもいいか...)と思ったのが運の尽きだった。
※どこまで降りていくんだ!
直線距離は大したことないけど、高低差がすごいのだ。
最初は坂道だが、やがて木の根を伝うように降りていき、やがて鉄製の階段が連続するようになる。はしごのような急角度だ。
(こ、これ、また登るのかよ……)
降りた分、登ることがわかっているので、なおさらつらかった。
やがて滝壺に到着した。
※七代の滝
七代の滝の周辺はひんやり涼しかった。やっぱり滝はいいね。
落差50m、大小7段の滝が折り重なっていると聞いていたけど、上の方はまるで見えない。どうやら天狗岩のあたりから流れ落ちているらしい。
苔むした岩や清浄な水の流れに心を癒される。ふらつく足で滝壺に近づき、マイナスイオンを浴びる。パワーを充電しなければならない。これからふたたび、あの階段をよじ登るのだから。
※滝の下は崖になっているみたい
七代の滝から這い上がってきたとき、足が細かく痙攣していることに気がついた。
もう力が入らず、踏ん張りも効かない。他人の足みたいにクニャクニャだ。山道の谷川を歩くのは危険だった。それでもまだコースの半分にも達してない。
行くしかなかった。
清浄なロックガーデン
ふと目の前が開けた。沢に出たようだ。
小川に沿って道がつづいていく。苔むした岩がゴツゴツしているが、道そのものは歩きやすい。とてもきれいなところだった。
※ロックガーデン
※きれいなところだった
が、そんなものを見ている余裕はなかった。
私たちは黙々と足を動かしつづけた。いま思うと、ちゃんと三脚を設置して、ちゃんと撮影しておけばよかった。撮影は手間がかかるので、心に余裕がないとシャッターを押せなくなるんだよね。
ハイキングをなめていた
後半は、のどの渇きにも悩まされた。
序盤で自販機をよく見かけたので、ペットボトルのお茶を飲み干してしまったのだ。こんなことなら水筒を持ってくるべきだった。つくづく山歩きをなめていたことを反省する。
身体は加湿器のように汗と蒸気を吹き出しているのに、喉はカラカラ。つばを飲み込むのもつらかった。綾広の滝を抜けた先でわき水があったので助かった。
染みいる美味しさだった。
※天狗の腰掛杉
約3時間で踏破できた。
私たちの感覚では、かなり速い。立ち止まって休んだらヤバイと思ったので、ひたすら歩きつづけた結果だ。おかげで、景色を楽しむことができなかった。まったくもって情けない話だ。
ペースを維持しつつも、会話や景色を楽しむ余裕をもちたい。
そのためには……?
もっと歩かなければならない。
2006年08月20日の行動
- 09:00 - 駅ハイ:御岳山レンゲショウマ
- 11:00 - レンゲショウマ(蓮華升麻)の花
- 13:00 - 緑豊かな御岳山ハイキングコース
- 16:00 - 横田基地の日米友好祭
- 21:00 - 日米友好祭:フィナーレの花火