目黒寄生虫館 / 世界でただひとつの博物館
2008年 東京都:南部 博物館目黒のデートスポットと言えば、寄生虫館。
世界で唯一の、寄生虫の博物館だ。友人Aの目当ては庭園美術館ではなく、こちらだったみたい。目黒駅から等々力方面に歩くこと15分、大鳥神社の先にそれはあった。外観はふつうのマンションみたい。
※目黒寄生虫館
寄付で成り立つ博物館
目黒寄生虫館は1953年(昭和28)、医学博士・亀谷了(1909-2002)が私財を投じて設立された。入場無料だが、国や自治体からの補助を受けず、寄付やグッズ販売による独立採算で運営されているそうだ。なので訪れた方は寸志をお願いしたい。
ちなみに2階の奥でグッズ販売もしている。寄生虫グッズも強烈だよ。
※ずらっと並んだ寄生虫の標本
※人の身体に取りつく寄生虫か
寄生虫は長~~~~~~~い友だち
まず1階で寄生虫の概念を学び、2階で実態を学ぶ。
1階はまだいいが、2階は強烈。寄生虫の感染症例、8.8mの日本海裂頭条虫(サナダムシ)の実物液浸標本など...。
うおぉぉ-、そ、そんな状態になるの? 自覚症状ナシで?
おえええ-、待機宿主ってなんですか! うぷぷ。ぐ、グロい...。
つばを飲み込むことさえ、怖くなる。手を洗いたい。
※なにやら学生が増えてきた
嫁は気分を害して、さっさと出てしまった。
私も数分後、外で深呼吸。ふぅー。じっとり汗をかいている。
A氏は長いこと、食い入るように標本を見ていた。耐性があるなぁ。
■目黒寄生虫館 (Meguro Parasitological Museum)
[所在地] 東京都目黒区下目黒4-1-1
[連絡先] 03-3716-1264
[料金] 無料(寄付)
[時間] 10:00~17:00 月曜休館(祝祭日は開館)
[URL] https://kiseichu.org/
自然界には、生物が生きている。現代社会──それも都市に住んでいると、その怖さを忘れてしまう。むやみに恐れる必要はないが、そうした生物がいることを知っておくべきだろう。
いい勉強になった。