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[レビュー2017年02月11日に発表された 

青鬼 THE ANIMATION

Ao-oni THE ANIMATION

ふつうだった

ふざけた作品だろうと思っていたが、あんがい、ちゃんと作られていた。登場人物に個性があって、民間伝承の研究から青鬼の秘密に迫る展開は悪くない。やたら目立つ先輩が最初に殺されたのもグッド。3Dモデルの造形、動き、構図は弱いが、ちゃんとしたB級ホラーだった。

しかしだからこそ、つまらない。実写B級ホラーと同じなら、3Dアニメでやる意義はない。実写では再現不可能な演出──たとえば学校が壊滅するとか、青鬼が巨大化するとか、数千人の死者が出るとか、そういった派手さがほしかった。
ラストも意外と言えば意外だが、「記憶を操作できるなら殺すまでもないじゃん!」とか「学校に隠れる必要性ないじゃん!」というツッコミが浮かんでしまう。実写B級ホラーの悪いくせも、しっかりトレースしている。

3Dアニメは、実写映画より安く制作できるんだろうか? 安く作ったところで、客が入らなきゃ意味がない。実写映画はアイドルで釣れるが、本作には声優ファンを刺激するような演出もない。わざわざ「青鬼」というコンテンツにこだわる理由もわからなかった。
いろいろ謎の多い作品だった。

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