血の本 Books of Blood

2020年 外国映画 3ツ星 ホラー 痛い

心に疵を残す。

『血の本』は全冊読んだが、映画化されるとは思わなかった。どう調理するんだろうと思っていたが、オムニバスホラーであって、あまり原作を意識してないようだ。まぁ、そうなるし、そうするしかない。
3話あるけど、圧倒的に『ジェナ』のインパクトが強い。エピローグも担っているため、この話を作るために、血の本の名前を借りたように見える。ほかの2話も練り込んでほしかった。

ジェナ

[あらすじ] ジュナは精神を病んだ大学生。ある夜、家を飛び出すが、何者かに尾行されている。ジュナは年配の夫婦が経営するB&Bに逃げ込む。
[感想] 恐ろしい。奥さんが「慈悲深い看護婦」って設定が、想像の出口をふさぐ。オリジナルストーリーではあるが、血の本らしい。支援者と備考者が入れ替わる展開は驚いた。
[感想2] そして結末。さらに息が詰まった。うへぇ。

マイル

[あらすじ] メアリーは死んだ息子と更新する霊能力者サイモンを絶賛し、財団を立ち上げる。しかしサイモンは詐欺師だった。
[感想] おもしろくない。勧善懲悪が引き起こす怪奇現象だからか。筋道が通ってない。

ベネット

[あらすじ] ベネットは借金の返済に、血の本を手に入れようとする。
[感想] おもしろくない。


クライヴ・バーカー Clive Barker

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