8マン/すべての寂しい夜のために 8 Man Live action Movie

1992年 日本映画 2ツ星 SF アクション サイボーグ 変身

どうしてこうなった?

バブル全盛期、リム出版は「8マン」をリバイバルしようと本作を製作したが、あまりの出来の悪さと、東京ドーム上演という無謀な挑戦によって興行は失敗、倒産してしまった。笑い話のようだ。

映画は、テレビシリーズ第34話「決闘」をモチーフにしているが、まー、めちゃくちゃ。エイトマンはさっぱり姿を見せず、見せても暗がりでよく見えず、やっとアクションがはじまったと思ったら、目を疑うショボさ。

バブルで金があって、二世タレントのわがままを受け入れた結果だろうか。「特撮はこんなものだろう」という手抜きのカメラワーク。真っ白なトレンチコートという適当な衣装、小道具、メイク。同じシーンの繰り返し。リバイバルを絶対阻止する悪意があっても、ここまでの駄作は作れない。

まぎれもなく珍品。
珍品が好きな人には、一見の価値があるだろう。


エイトマン:ゆっくり文庫

私が翻案した「エイトマン」です。


エイトマン
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