ゲボイデ=ボイデ (全10話) Fireball Gebäude Bäude

2020年 アニメ 2ツ星 SF ロボット:自律型 密室

おざなりな印象。

『ファイアボール』シリーズ第4期にして最終章。衝撃の初登場から、12年の歳月が流れていた。最終章と銘打っているが、機械と人間が和解するとか、この世界の真実が暴かれると言ったことはない。

いつもと同じ・・・と言いたいところだが、第4期のお嬢様はドロッセル→アリアドネ、執事はゲデヒトニス→ゲボイデ=ボイデに変更された。時系列は第1期より前の出来事になる。

それでなにが変わったかと言うと、なにも変わってない。やることは同じ。アリアドネの声は川庄美雪さんが続投してるから、ドロッセルと別個体であると気づかない。かたやゲボイデ=ボイデはゲデヒトニスと異なる個性があり、若々しい印象で、お嬢様(ドロッセル)を教え諭すより、お嬢様(アリアドネ)を外に連れ出すことを目的にしているが・・・まぁ、やることは同じ。

アリアドネは単眼で、ドロッセルの各モデルほど愛嬌がなかった。嫌悪感を抱くほどではないが、不気味なものを愛らしく見せる工夫を怠っている印象。全体的に、おざなりに作られた感じ。

ディズニーの依頼で作ったけど、「これを作りたい」って情熱はなかったのかも。最終章としたところに、「もう作りたくない」という意思を感じてしまう。


ファイアボール
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