フロム・ザ・ダークサイド / 魔 (全4話) TALES FROM THE DARKSIDE / MA

1985年 海外ドラマ 2ツ星 ファンタジー

怖さも切れ味も足りない

「TALES FROM THE DARKSIDE」第2~4シーズンから抜粋されたエピソード集。どんな基準で選ばれたか知らないが、抜き出してこのレベルなら、ほかのエピソードの質は推して知るべしだろう。『魔』と『怪』の2本を借りたところで、おなかいっぱいになった。
吹き替えなら、もうちょい気軽に見られるんだけどね。映像もストーリーもチープだから、まじめに見るのはつらい。

S3-14 吸血鬼 (My Ghostwriter - The Vampire)
[あらすじ] ホラー小説家の家に押しかけ、居候することになった吸血鬼。小説家は吸血鬼と契約し、ホラー小説のネタにするのだが......
[コメント] ただ知るだけで傑作が書けるとは思えない。オチも大したことない。
S4-07 悪魔の掟(The Yattering and Jack)
[あらすじ] 下級悪魔ヤタリングは、ジャックを滅ぼすために遣わされたが......
[コメント] クライブ・バーガーの短編だった。赤い肌で寸足らずの悪魔がけっこう不気味。
S3-19 不思議な靴 (The Social Climber)
[あらすじ] 靴職人の師弟がいた。親方は努力と質素な暮らしをすすめるが、若い弟子は一攫千金を夢見ている。ある日、弟子は師匠が作る靴には願望を実現する魔力があることを知る。
[コメント] 結末から推測すると、人間より靴の方がイニシアチブを取っていたようだ。靴に踊らされるセレブたち。そして彼らの運命をつむぐ靴職人。ここから物語をスタートしてもいいくらいだ。
S2-10 壊された人形 (Ursa Minor)
[あらすじ] 目を離すとイタズラして、「テディベアがやった」と言い訳する娘。次第にエスカレートするため、魔術の専門家に相談する。
[コメント] じつは父親のイタズラだったとか、テディベアが悪魔を防いでくれていたとか、魔術の専門家が邪魔をするとか、どうとでも転がせる話を、投げっぱなしにするとは。がっかり。
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