さよなら、横浜マリタイムミュージアム
2008年 神奈川県 交通:船 博物館日本丸を下船すると、そのまま横浜マリタイムミュージアムに入場した。
マリン+タイムじゃなくて、「マリタイム」。たぶん造語。港と船をテーマにした海事博物館で、横浜市政100周年、横浜港開港130周年を記念して、1989年(平成元年)に開館した。平常時に入館料は600円(日本丸を含む)。
■帆船日本丸・横浜マリタイムミュージアム (Yokohama Maritime Museum)
[所在地] 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1
[連絡先] 045-221-0280
[開館] 1989年
[延床面積] 2,500m²
[URL] https://www.nippon-maru.or.jp/
※横浜マリタイムミュージアム
横浜港の歴史や船の構造、航海術の変遷などが紹介されている。鉄道博物館と同じで、興味がない人は楽しめない。私たちも、これまでの経験がなかったらちっとも楽しめなかっただろうな。「六分儀による天測」や「港の作り方ビデオ」がおもしろかった。
企画展「捕鯨と日本人-文化としての捕鯨」
企画展で日本における捕鯨の歴史・文化が紹介されていた。日本人は古代から捕鯨をしてきた。その身は油や肉だけでなく、骨も髭も余すことなく利用した。全国各地に鯨をモチーフにした祭があって、鯨を供養する碑もある。
近年、欧米諸国にバッシングされている捕鯨だが、この企画展を見ると、言われるまま捕鯨をやめることが正しいとは思えなくなる。もちろん、悪しき文化は見直すべきだが、捕鯨=悪、捕鯨をする日本人=野蛮人とする図式はあまりに一方的だろう。
ペリーの黒船来航が、捕鯨目的だったとは知らなかった。日本人は捕鯨のことを知らなすぎる。
※撮影禁止
また来年
日本丸もマリタイムミュージアムも、横浜市の開港150周年事業としてリニューアルされる。博物館は2009年4月に「横浜みなと博物館」として、帆船日本丸は2010年1月に再開館する予定だ。どのように生まれ変わるんだろうね。また機会があれば訪れてみたい。
※マリタイムミュージアムの門前に立つウルトラマンの像(4.5m)
なぜ横浜にウルトラマンがいるのかわからなかったけど、のちに『大決戦!超ウルトラ8兄弟』を見て、理解できた。