明太子の試食がうまい / めんたいパーク
2013年 茨城県 博物館 直売所 遊園地めんたいパークは、那珂湊おさかな市場から5キロほど離れたところにあった。
私は明太子は好きだが、特別なファンではない。それでも「東京かねふく」の名前くらいは知ってるし、せっかくだから立ち寄ることにしたのだ。入場無料だしね。コースは短かったけど、ふだんは意識しない辛子明太子の製造工程を見学できたのはよかった。
※めんたいパークへ
めんたいパーク
「めんたいパーク」は、東京かねふくが運営する明太子のテーマパーク。ありていに言えば工場直売所に見学スペースを設けたところだ。観光名所らしく、駐車場に大型バスが何台も止まっていた。案の定、施設内は高齢者がいっぱいで、大混雑だった。群馬まいたけセンターと同じパターンだ。
※タラコン博士
見学コースは往復100メートルくらい。往路では、原料となるスケソウダラの生態や分布、明太子の作り方などを学ぶ。凝った仕掛けはなく、せっかちな人はなにも水に先に進んでしまうだろう。折り返して、復路は明太子の工場を見学できる。マスクを着けた作業員が、ていねいに明太子を箱に詰めていく。詰めた箱は計量され、次の行程に運ばれていく。大変な仕事だ。
※見学コースに入る
※ああやって詰めるのか
※またきてね!
試食もできる
見学ルートを抜けると、いくつかの行列があったので、よくわからないまま並ぶ。行列の先には明太子の試食コーナーがあった。辛子明太子をひとかけらと、軍艦巻きをもらう。食べると、すごくうまかった。粒の食感がぜんぜんちがう。できたてだからなのか、かねふくの明太子はちがうのか。驚いた。
ほかの行列は、自販機コーナーにつづいていた。どうやら飲み物も無料らしい。喉は渇いていたが、並ぶのは面倒だったので、お金を払ってペットボトルを買う。ふぅ、一息ついた。
※試食を待つ行列
※明太子がうまい
休憩すると、買い物する気力が失せてしまった。せっかくだからお土産を買いたいし、そそる商品もあるんだけど、買い物客が多すぎて入っていきにくい。それに那珂湊おさかな市場で冷静になるよう言われたばかりだったので、なにも買わずに撤収することにした。まぁ、そんなこともあるさ。でも、明太子が美味だったことは明記しておきたい。
東京かねふく めんたいパーク直売店
[住所] 〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8255−3
[電話] 029-219-4101
さらば、大洗
もう少し大洗を散策したいが、3人とも疲れていた。日が暮れる前にグロッキーとは情けないかぎりだが、現実は受け入れるしかない。しかし帰る前に、大洗フェリーターミナルをちらっと見ることにした。2002年のクリスマス、私は大洗港からフェリーで苫小牧に向かった。あの夜から11年かぁ。歳をとるわけだ。
※大洗港
カーナビの目的地を自宅にセットして、高速道路に乗る。渋滞ではないが、のろのろ運転になってゲンナリした。やれやれ。あっさりした日帰り旅行だったけど、まぁ、楽しめた。