ネモフィラ咲く見晴らしの丘 / 国営ひたち海浜公園
2013年 茨城県 公園 海辺 花5月12日は、国営ひたち海浜公園が入園無料になるそうだ。
私はノーチェックだったが、嫁が行ってみたいというので出かけることにした。直前に声をかけたら、黒侠が参加した。3人で国営ひたち海浜公園でネモフィラを見たあとは、那珂湊おさかな市場、めんたいパーク大洗に立ち寄った。なかなか楽しめた。
片道132kmの旅
朝7時半に出発。東京外環、常磐自動車道、北関東自動車道、東水戸道路、常陸那珂有料道路と乗り継いで、ひたち海浜公園ICで降りる。片道1時間半で、高速料金は2,950円だった。ガソリン代が2,000円で、駐車場代が500円だから、交通費総額は8千円ちょい。電車とバスを乗り継ぐと片道5千円オーバーだから、車のほうが安い。運転は疲れるけど。
※東水戸道路から見る新那珂川大橋
方針を決める
関東地方にある国立公園は4つあって、ひたち海浜公園でコンプリートする。公園面積が350haと聞いて、すごく広いところと思っていたが、それほどでもない。実際に使われている開業面積は192haだった。
- 国営ひたち海浜公園 (350ha)
- 国営武蔵丘陵森林公園 (304.0ha)
- 国営昭和記念公園 (165.3 ha)
- 国営東京臨海広域防災公園 (13.2 ha)
西口ゲートに人だかりができていた。9時の開場を待つあいだ、地図を見ながら考える。さて、レンタサイクル(3時間300円)を借りるか、シーサイドトレインの一日周遊券(500円)を買うか? 見どころはそれほど多くないし、すべての道を制覇する必要もない。よし、歩きでいいだろう。
方針が決まった時、ゲートが開いた。みんな歩く方向は同じ。見晴らしの丘へ向かっているのだ。
※門が開いて、人がなだれこむ
※いい天気(だった)
ゲート正面にある水のステージで「TEENS ROCK IN HITACHINAKA 2013」が開催されていた。出場資格は現役高校生のみ。リアル『けいおん!』である。しかしスピーカーの調整が悪いのか、ボーカルの声量が足りないのか、今ひとつ音が乗ってなかった。大変だな。しかしいい経験になるだろう。ま、若者たちの未来より、自分の現在だ。
見晴らしの丘
見晴らしの丘は、国営ひたち海浜公園最大の見所だろう。その名のとおり公園全体と海を一望できるのだが、「見晴らしの丘」ってネーミングはいまひとつ垢抜けない。ネモフィラが満開をやや過ぎたあたりだが、十分満足できた。
※見晴らしの丘
※うまく切り取れば人が映らない
※色味も変わる
※まばらな感じを隠すため、背景をぼかす
※青空との対比
※地面すれすれから撮影する
※夫婦で記念撮影
ネモフィラは花の丘農林公苑や国営昭和記念公園でも見ているが、それより規模が大きい。一面の花ってのは、近づくとまばらに見えるし、遠景だと同じような写真になってしまう。おもしろい被写体とは言えないが、まぁ、たくさん写真を撮った。
※中腹まで来た。頂上付近は花がない。
※頂上付近は人がいっぱいだが、構図で隠す
※見晴らしの丘の頂上より魚眼撮影
※中腹の鐘
※登ってきた道を見下ろす
※常陸那珂火力発電所。「原発だ」「原発よ」と指差す人が多い。
※巡礼者たち
※壁紙のようだ
※ネモフィラ魚眼撮影
古民家・里の家
見晴らしの丘のネモフィラ撮影は1時間ほどで切り上げ、中腹からも見えた古民家「里の家」へ向かう。水戸市小泉町(旧常澄村)に建っていた民家の部材を一部移築して再現したものらしい。よく見ると、けっこう新しい質感の木材が多い。古民家を移築したのではなく、廃材利用したもの、と言えそうだ。
※見晴らしの丘、中腹から見えた
※のどかだね
※屋内の様子
※火を熾していた
※かまどの炎
※配膳が並んでいる
※竹馬に乗ってみたが、2歩も歩けない
※お茶を飲みたい
※がまの油 口上実演。筑波山神社につづき2度めの遭遇。文化的価値より、人が騙される心理を解明するほうがおもしろいかも。
園内散策
見晴らしの丘より北部(樹林エリア)は森の中に道があるだけなので、海沿いに南下することにした。草原エリア、砂丘エリアを抜けて、プレジャーガーデンに向かおう。てくてく歩く。景色があまり変化しないので疲れるが、歩けど歩けど果てがないような広さじゃない。
※シーサイドトレイン:ひんぱんにすれちがった
※展望台から見晴らしの丘が見える
※砂丘エリア:砂丘というほどではないような
※香りの谷:「沈床花壇式」のハーブガーデン
※歴史ギャラリー:公園内で発見された不発弾
冷たい雲
砂丘エリアで海に出た時、水平線に平べったい雲が見えた。変わった雲だなと思ったが、そのときは気にしていなかった。しかし雲はぐんぐん近づいてきて、見る間に公園全体を覆ってしまった。すると気温ががくんと下がった。冷蔵庫の中に入ったようだ。
プレジャーガーデンでいろいろ遊ぶつもりだったが、耐え切れず帰ることにした。
※水平線に見えた雲
※ぐんぐん近づいてきた
※来た来た!
※すっかり冷えてしまった
駐車場は新たに入ってくる車でごった返していた。いま車を降りた人は上着を脱がないだろうな。上着を羽織ってもうちょい遊ぼうかと思ったが、腹も減ってきたから、次の目的地、那珂湊おさかな市場に向かった。