絶品ジビエランチ / 本郷Bistro Abats
2013年 東京都:東部 牛肉本郷三丁目にある Bistro Abats でランチを食べてきた。
ここは2011年に、L氏とN氏の3人で訪れたところ。生ハム、テリーヌ、リエット、ロースハムなどの盛り合わせは絶品だった。どれほど美味だったか、言葉が出てこない。肉の旨味も、新たな地平を体験させてもらった。
また行きたいと思っていたが、ちと高いんだよね。人数がほしい。ランチがあることを知ったので、嫁と行ってみることにした。思いのほかボリュームがあって、大満足だった。
※Bistro Abats 本郷三丁目から徒歩5分くらい
本郷三丁目の昼下がり
店に着いたのは13時ちょい前。カウンターは埋まっていたが、2つしかないテーブルが残っていた。今日のランチは私たちが最後の客になる。店主が1人で切り盛りしてるから、数をさばけない。
ランチメニュー5つのうち2つが終わっていた。残った肉料理2つを注文し、これはこれで大満足したんだけど、売り切れたメニューが気になってしまう。この店が近所にあったらなぁ。
6月8日のランチ
自家製ジャンボンドパリのサラダ仕立て (950円)
若鶏もも肉のソテー マッシュルームのソース (950円)ブーダンノワールのキッシュ (950円)
サクラマスのポワレ (1,050円)
豚肩肉のロースト (1,050円)
自家製ジャンボンドパリのサラダ仕立て (950円)
嫁の注文。野菜がてんこ盛りになっていた。ハムが一枚だけ? と思ったけど、豆の下にもハムは広がっており、大きい。野菜も歯ごたえがあって、うまい。大の男でも十分満足できるボリュームだ。
※自家製ジャンボンドパリのサラダ仕立て:すごいボリューム
※脂身がとろけるハム
ジャンボン・ド・パリは、豚のもも肉をブイヨンで湯煮した加熱ハム(らしい)。パンとよく合う。皿の上にあるものすべてをサンドイッチにしたい。
私の皿にもあったけど、ニンジンがうまい。フォークを立てると硬いのに、食べると硬くない。しかも味がついている。ラタトゥイユじゃない。どうやって調理したんだろう?
豚肩肉のロースト (1,050円)
どでんと豚肉の塊があるだけ。こりゃ飽きそうと思ったが、さにあらず。肉の味付けはうすく、塩がほしくなった。しかし塩が足りないおかげで、肉の味がよくわかる。塊だが均一ではなく、外側と内側、脂身と赤身のちがいを楽しめる。うまうま。
※豚肩肉のロースト:肉のでかさが伝わるだろうか
※塩味ではなく、肉味
ローストだから焼いてるんだろうけど、ふつうに焼いてもこうはならない。わからない。わからないんだぁ。
この店のシェフけん氏は、世界中を旅してまわり、イタリア、フランス、ハンガリー、トルコなどで修行したそうだ。内蔵料理、ジビエ料理なんて、どうやって学ぶんだろう。まったく想像できない世界だ。
近ごろ私は外食に魅力を感じなくなっているが、満足してしまった。いやはや。
2人で2,000円。都内じゃ1Kのランチは珍しくないけど、ここまで満足できるランチも珍しい。困ったもんだ。
ごちそうさま♪